転校してきた山神の妹 (ページ11)

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11話～わがまま～ページ11

『ご馳走さまでした』

やっぱりお兄ちゃんのご飯が1番美味しい

私より料理上手とかなんか悔しいけど

「俺は食器洗ったら帰るから風呂にでも入って体をあっためてこい」

『え、帰るの…？てか食器は私が洗うっ！』

部活終わりに向こうからこっちまで

自転車で来たんだし

こんなんだけど

きっと疲れてるよね

「いやいいのだよ、もう疲れただろう。もっと居たいが、あいにく明日も学校だからな」

『そっか……もっといて欲しかったな(ﾎﾞｿｯ』

うわ

何言ってんだろ私

今の声にでてた…よね…

「ムッ！！ならばいつまでもここにいよう！！なんなら一緒に住むか！！」

『いややめてっ！…でも…今日は、泊まってほしい…かも』

こんなわがまま

言っても

迷惑なだけなのに

「…あぁ、もちろんだ」

お兄ちゃんは微笑みながら

私の頭を優しく撫でてくれた。

こんな優しいお兄ちゃん

誰でも甘えたくなっちゃうよ。

い、いけないいけない

もう子供じゃないんだから

しっかりしなきゃ！

『お、お風呂入ってくる…』

「あ！一緒に入r…」

『だまれ』