2.縁結び ページ4
いきなり出てきたお守りという単語。頭に「？」を乗っけた。私にぶつかってきた人はお守り売り場の方へ走って行ってしまう。
「今からお守り買いに行くんだ。チーム結成記念にさ！」
マイキーさんが教えてくれる。
「えっと、Aだっけ？お前も来いよ。」
「あ、はい！」
◇◆◇
お守りを買うことになったものの困ったことが生じた。金がない。いや、私はあるんだ。だがさっき買いたいものが出来たため多くは使えない。皆は何十円かあるらしいので便乗して私は50円かくらい持っているということにしておいた。
「全員でひとつ買えばいいんじゃね？」
という一言で買うことになった。なぜ交通安全のお守りなのかは分からないが記念というだけなので、まぁいいだろうと頭から放り投げた。なんかよく分からないけど場地と呼ばれていた人が持つことになった。場地さんがチームを作ったからということらしい。
「あそこ行く？」
「あそこ…？」とつい口からこぼれてしまった。代名詞はやめてくれ。と切実に思った私である。
「あぁ。行きつけの喫茶店だよ。あそこのチョコパはドラケンのお気に入り！だろ？ドラケン」
銀髪の男の子が振り向いた先には身長の高い「ドラケン」と呼ばれていた人がいた。マイキーさんもそうだが独特なあだ名なんだなぁと思う。
「おう！あそこのチョコパうめぇんだ！」
ニカッと笑うドラケンさんの姿は不良ではなく好青年だった。みんなが階段を下りようと歩き出した。と、さっき買おうと思っていたものを思い出す。
「あ、ごめんなさい。トイレ行っておきたいので先に下にいてください。」
みんなからOKを貰い、トイレではなくお守り売り場に向かう。ひとつのお守り、縁結びのお守りを手に取る。
「これお願いします。」
効果があるとかないとかではなく、さっきの交通安全のお守りがチーム結成記念だとしたらこれは一目惚れ記念ということになるだろう。
◇◆◇
「お待たせしました。って、ええ！？」
なんとバイクに跨っていたのだ。この人たちって…めっちゃ年上だったってこと！？と口をあんぐりしていたら「どうした？」と私が好きなあの人に声をかけられた。
「い、いや！なななななんでもないです…！！な、なんでもないんですけど…」
あああやばいめちゃくちゃ動揺してしまった。急に話しかけてこないで！？
「けどなんだ？」
「…皆さんって高校生だったんですね。」
数秒後ここは笑いに包まれた。
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いふふぁん(プロフ) - は る あ ??さん» ありがとうございます！！更新激遅ですが完結させることが出来ました〜！次のお話もぜひ楽しみにしていてください！！コメントありがとうございますっ！ (11月6日 9時) (
レス) id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
は る あ ??(プロフ) - 好みドストライクの小説でニヤニヤしちゃいます！笑。次の話が見れるのを楽しみにしてますね！ (11月5日 22時) (レス) @page25 id: 374575e7a5 (このIDを非表示/違反報告)
いふふぁん(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます〜！！初々しい恋愛を意識してるので伝わっていたようで嬉しいです！！是非楽しみにしていてください〜！ありがとうございます！ (7月21日 14時) (レス) id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この小説面白すぎー！初々しいのがまたいい！読んではにやけてます！更新楽しみにしていいですか？ (7月20日 21時) (レス) @page24 id: 466c90c890 (このIDを非表示/違反報告)
いふふぁん(プロフ) - ゆゆさん» わぁぁ！コメントありがとうございます！最近書く気力が出なかったんですけどゆゆさんのその言葉で救われました…！本当にありがとうございます！私のこの小説を面白いと思っていただける方達のために全力で書かせていただきますね！！本当にありがとうございます！！！ (6月18日 10時) (レス) @page20 id: d3a9a324f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いふふぁん | 作成日時：2023年1月27日 22時
