【勝生勇利】１人じゃないんだよ (ページ2)

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なんのピロシキページ2

『ねぇねぇ勇利！勇利の将来の夢はなに？？』

勇利「んー、グランプリファイナルに出る！」

『じゃあ、私も！！あ、でも勇利のお嫁さんになるのも夢！』

勇利「じゃあ大人になったら結婚ね！」

『大人って何歳からなんだろ？』

勇利「20歳じゃない？」

『じゃあ20歳になったら結婚しよう！』

勇利「うん！約束！！」

忘れる事のない幼い日の思い出、２つの約束

勇利「最下位に沈んだ勝生今期で引退か。ですって」

僕の名前は勝生勇利！どこにでもいる日本のフィギュアスケート特別強化選手で23歳。

強そうな名前だけど、初のグランプリファイナルで最下位！

現実がまだ受け止めきれないよ！！！

練習拠点をデトロイトに移してここまで頑張ってきたのに、プレッシャーで試合前にやけ食いするし、実家の犬が亡くなったりでメンタルもフィジカルも最悪。

一番の晴れ舞台だったのに…まぁ全部自分のせいだけど

勇利「あ、A寝とった？ごめん…あ、テレビ観とった？パブリックビューイング？やめてさ、恥ずかしかー！」

勇利「あははっ……ごめん、ダメやった…」

あぁ、ダメだ。涙止まんない。

ﾊﾞｧﾝ!!!

勇利「っ！？」

ｶﾞﾁｬｯ

勇利「すみません、」

ジュニアグランプリファイナル金メダリスト、ユーリ・プリセツキー

ロシアンヤンキーだ

僕をゴミを見るような目で見てるよ

ｷﾞﾛｯ →ユーリが睨む

なにっ！？

ユリ「おい、来年から俺がシニアに上がる。ユーリは２人もいらない、才能ない奴はさっさと引退しろバァーカ！…ﾁｯ」

僕がいなくても才能のある若い人がどんどん現れてくる
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ヴィ「記念写真？いいよ」

諸岡「勝生くん、ヴィクトルと写真はいいの？」

恥ずかしい

ずっと憧れてた人とやっと対等な立場で会えるって

ようやく２つ目の約束を達成できたって

少しでも思った自分が馬鹿だった

こんなんじゃAに合わせる顔がないや

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明けましておめでとうございます。
流司くんの小説ほったらかしにしてすみません。溢れ出る欲に勝てませんでした。
ユーリ好きの皆さんこれからよろしくお願いたします！