三十 ページ31
「それじゃあ、レクリエーションをやっていきます！」
部屋の中で、再び円になって座れば、またお兄さんが話し始めた。
まずは、自己紹介タイム。順々に回っていく。合計、十八人。私たちを含めたら、ちょうど、二十人。多いな、一人ひとり、覚えられるかな。
ぐるっと私たちを飛ばして一周回って、カメラもぐるっと一回転した。この間抜け面が撮られていると思うと、余計顔がこわばる。
「改めまして、三日月宗近役の黒羽麻璃央です。今回の公演で、座長を務めさせていただきます！新しいメンバーを含め、計、二十振りで、最高の刀ミュにしましょう！！！」
最後のお兄さんの、自己紹介に、ぎこちない拍手を送る。
そのままの自然な流れで、何か、ゲームをするらしい。
「ＮＧワードゲームをしたいと思います！紙とペン、一人一個ずつ持った？持ったね。じゃあ、ルール説明します＿＿＿＿＿＿＿＿」
順に回されてきた小さいカード、量産型の鉛筆。学校でやったことがあるような、ないようなレクリエーションのゲームをするみたいだ。
さっきまでのシリアス会話はどこへやら、いつも通り右に座るチェバ子はワクワクしながら説明を聞いている。ほらね、君は楽観的過ぎ。
「自分の左隣の人に対して、単語を一つ、決めてあげてください。自分に当てられた単語を当てられたら、まあ、勝ちみたいな？それで、当てられず言っちゃったら、一回輪から外れてくださーい」
はーいと伸びに伸びた朗らかな返事を皆がして、シンキングタイムに。ざわざわはしてるけど。
「ねねねねね！Aちゃんの口癖ってなぁに？」
『……をこなり』
「ごめん冗談。冗談。真面目にやります」
にこやか笑顔で聞いてきたチェバ子をじっと見つめると、ちょっとしゅんとして紙に向き直った。それ聞いたらゲーム成り立たないからね？？？？
それで、私の左隣の方は。
『……荒井さん、はクラスメイト。あれ、荒巻？』
「Aちゃん違う。惜しいけど違う。それは部活の先輩」
『あれ…………？』
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Canon(プロフ) - ＊ haru ＊さん» コメントありがとうございます！ご期待に沿えるよう、頑張ります！ (2020年8月1日 7時) (
レス) id: 930afbe674 (このIDを非表示/違反報告)
＊ haru ＊(プロフ) - はじめまして。こちらの作品を拝見してとても幸せな気持ちになりました…。テンポのいい主人公二人の会話が大好きです！お忙しいとは思いますが、どうかお体に気をつけてこれからも頑張ってくださいませ！応援しております(*^^*) (2020年7月31日 1時) (レス) id: 91042359bd (このIDを非表示/違反報告)
Canon(プロフ) - なゆかさん» コメントありがとうございます！遅い更新と拙い文章ではございますが、楽しんでいただけているのなら幸いです！ (2020年7月5日 21時) (レス) id: 930afbe674 (このIDを非表示/違反報告)
なゆか - いつも楽しんで読ませてもらっています！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: d46d9b1c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Canon | 作成日時：2020年6月25日 7時
