27日目【発砲】 ページ29
.
「グルさん、起きてください」
体をうさぶられる感覚がして起きた
ココが起こしたのだ
見慣れた白いワンピースを着てる
けど、俺はあまりの眠さにまだ布団の中に
いる…眠い
「……起きないと、プリン食べますよ？」
グル「それだけわ！！」
甘味を食べられたら俺の精神安定剤と言う
甘味補給が！！！
「どうぞ」
プリンをプラスチックのスプーンと共に
渡された
目覚め一番に食べる甘味はやはり最高だ
だが、まだ昨日の疲れが残ってる
あんな事実を知ったらな…まぁ…決心は変わらん
ココを守る
両親に二度と会えないが、俺が…
出来る限り幸せにしてやろう…そう決めた
「今日はどうします？」
グル「早いうちに此処を出よう…昨日の夜
少数だが集まっていたからな」
「じゃあ、荷物まとめますね」
移動が多い…
やっぱり…車の方が安全なのか？
だがガラス突き破られたら敵わんし…
安全な場所ってあるのか…
アイツ等も…生きてるかな…
グル「俺、荷物運んでくる」
「ココも行きます」
二人でダンボールを持ってエレベーターで
１階に降り、車に積む
此処には未練はない
グル「…あ、忘れ物した」
車の鍵を置きっぱにしていた…
ココと二人で急いで取りに戻った
グル「…」
「グルさん、どうしました？」
グル「あ、いや…考え事だ」
あの二人の死体はどうなっただろうか…
動いてないよな
そう思いながらなんとなく階段で降りていた
面倒くさいことに構造がテレビ局の様に
複雑になっている…
まぁ、歩くのも悪くないかとココと
なんとなく話した
ドンドン
扉を叩く音…まさか…な、
ガチャ
扉が開いた…後ろだ…後ろの部屋の扉が開いた
「おかあ、さん？」
急いで振り返るとあの二人が勢いよく俺に
襲いかかった、そして床に倒された
グル「ココ…逃げ…ろ…」
父親は俺を喰いたいのか馬鹿力で俺の
退けようとする手を抑えようとする
母親は……
「お母さん…」
グル「だ、ダメだ！ココ！！」
母親はココを喰おう手を肩に置いた
グル「やめ…ろ……ココ…！」
俺の腕は完全に抑え込まれた
俺も喰われる…
バン、バン
銃声が２発響いた…
父親が俺に馬乗りした状態で倒れ込む
避けて見ると母親も倒れていた
そして…顔にだけ返り血を浴び
拳銃を持つココがいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 88人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやたか - ありがとうございます！ (2018年10月8日 11時) (
レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
アイネスト - あやたかさん» ありがとうございます、一段落つきましたらアナザーストーリーも書きたいと思います (2018年10月6日 10時) (レス) id: ffa77adac7 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - 最後まで読ませていただきました！とっても面白かったです！また、アナザーストーリも作ってください！お疲れ様でした！ (2018年9月30日 13時) (レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイネスト | 作成日時：2018年9月2日 19時
