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あれは、一ヶ月前の出来事。
渉と佳奈と、友達何人かで集まってカラオケにいった。
でも、歌の苦手な渉は聴いてるだけだった。
あたしは、ラブソングを歌った。
不器用な君に…歌で伝わればいいなと思って…。
「あの曲、よかったよ」
佳奈たちと別れて、あたしは渉の車に乗っいた。
カラオケのときは、佳奈以外にはあたしたちが付き合ってることを知らないから、お互い友達と一緒にいた。
「ありがとう。渉も歌えば良かったのに…」
「お前、知ってて言ってるだろー」
渉の目があたしを睨んだ。
「でも、渉の歌好きだよ。一生懸命歌ってるとこはかっこいいもん!」
「ありがとう。でも、なんでそこで笑ってんだよー?」
あれ?バレました?
「きゃっ、くすぐったい…やめて…きゃはは」
渉があたしの弱い脇腹をくすぐる。
ちょっと、運転中に何してるのよ?
「お返し!」
「危ないでしょ?ちゃんと運転してよねー」
あたしがそう言うと、渉がすぐ近くにあった公園に車を停めた。
「誰もいないし、いいっしょ?」
いたずら顔の笑み。
なんか 企んでる?
「歌、歌ってあげようか?」
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まこ(プロフ) - ぴろぱにさん» コメントありがとうございます!キミとのキセキも続編で書かせていただきました。少しですが良かったら読んでみてくださいね。 (2019年6月30日 19時) (レス) id: b6caf7e598 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぱに(プロフ) - はじめまして、凄く楽しみにしていました!続きが楽しみです! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 68726d2dc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこ | 作成日時:2016年4月2日 17時