検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:30,128 hit

39 ページ39

佳奈 Side

バーベキューにいってから、私とみっくんは付き合うことになった。

今日もお互いお休みだからデートなんだけど………。


「さっきから、なに、難しい顔してんだよ!」

スマホを見てる私のおでこをコツン…と叩いた。

言葉とは反対に優しい顔をしてるから、私はどうしたらわからなくなるんだ。


多分、甘えるのが下手なんだと思う。
もう少し女の子らしくできたらかわいいんだろうけど…。


「んーとね、実はね…Aとえりかちゃんから、LINEがきて…」



えりか→ごめん、Aちゃんに謝っておいて。


A→佳奈、やっぱり渉は今でもお姉ちゃんのことが好きなのかな?




「え?Aとえりかちゃんと横尾さんの三角関係じゃないの?お姉ちゃんって誰?」



混乱してるみっくん。




誰だってそう思うよね…


えりかちゃんがバーベキューにくるって聞いてから嫌な予感はしてた。


2人が両思いになったばかりだから、出来れば邪魔しないでほしいって伝えた。

「佳奈ちゃんの思ってることはないから大丈夫だよ。でもねー、ちょっと確かめたいことがあるんだ」


えりかちゃんの言ってた「確かめたいこと」ってやっぱり……


「お姉ちゃんっていうのは、Aと、横尾くんのお迎えに住んでるお姉さんで、横尾くんの初恋の人…ずっと好きだったみたい」

「そのお姉さんに振られてA??あ、お姉さんと付き合ってたとか!」


みっくんがコーラを飲みながらテンション上げて話す。


ちょっと面白がってるよ、絶対。

「Aが言ってたんだけど、みっくんと付き合ってたあのとき、横尾くんと、お姉さんは惹かれあってたんじゃないかな?って…」


「じゃあ、なんで付き合わなかったの?」


みっくんの、鋭い質問に言葉を選ぶ私。

本当のことなんてわからないけど…



「横尾くんのこと、考えたんじゃないかな?
惹かれたから…好きになったから離れたんだと思う…」


【あの時のお姉ちゃんは、渉のこと好きだったと思うよ。なんで会わないって言ったのかな?付き合っていたら、今頃変わっていたのかな?】

切なそうに言ってたAの顔が忘れらない。


「そりゃ、忘れられない恋のひとつやふたつあるんじゃない?」


顔を見上げるとコーラを飲み干したみっくん。


なんだか、大丈夫だよ、と言われてるような気がした。

40→←38



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 横尾渉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まこ(プロフ) - ぴろぱにさん» コメントありがとうございます!キミとのキセキも続編で書かせていただきました。少しですが良かったら読んでみてくださいね。 (2019年6月30日 19時) (レス) id: b6caf7e598 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぱに(プロフ) - はじめまして、凄く楽しみにしていました!続きが楽しみです! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 68726d2dc3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まこ | 作成日時:2016年4月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。