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「みっくん、最近女の子と遊んでるんだよねー」
「えー!」
私の後ろからAのビックリした声。
「でも、わかってたんだ。Aたちを一番に考えてたのみっくんだし。だけどやっぱり横尾くんじゃなかったら…って思ってたんじゃないかな?」
私は知ってるよ。
あなたがわざと横尾くんに言ってたこと。
あのあと、横尾くんも面白くない顔をしてた。
Aを取られたくなかったんだろうな…。
「あたしもね、高校のとき、渉に彼女が出来たときは辛かったよ」
「あ、毎日言ってたね。」
「うん!やっぱりお姉ちゃんに似てる人だからかな?仕方ない と思ってたけど…」
Aは当時を思い出して笑った。
「でも、隣にいるだけでよかったんだよね。隣で笑顔でいてくれたらそれで良かったんだ」
可愛らしく笑うその笑顔は、今の私には眩しかった。
私は、みっくんに何ができるのかな?
北山 Side
「こうやってね、こうしてね、こう!…」
さっきから、えみが俺のとこにきて、離れない。
いつもなら「ふじがやせんせー!」っていくのに、指を絡めてきたり…
なんだ?ませすぎだぞ?どこで教わった??
「これね、A先生と彼氏がやってた!」
ニコニコで言うえみ。
カチカチになる俺。
へ、へ、へー!
恋人つなぎでデート…。
「あとねー、イルカのショーのときねー、チューしてたよ。」
(遠くからだったのでそのように見えたという子どもの意見)
ラブラブな様子ですな。
俺に感謝しろよ!
「大丈夫だよ。きたやませんせーのことみてくれる女の子絶対いるから!」
上目遣いで俺を見るえみ。
だからどこで教わったんだよ?
外でイチャイチャ禁止!
俺を見てくれる女の子かぁ…
一人の女の子が頭に浮かぶ。
最近、合コンに行ったのバレてから連絡とってない。
何も言わなかったけど、どことなく、寂しい顔になったのがわかった。
元気かな?
そんなことを思ってみた。
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まこ(プロフ) - ぴろぱにさん» コメントありがとうございます!キミとのキセキも続編で書かせていただきました。少しですが良かったら読んでみてくださいね。 (2019年6月30日 19時) (レス) id: b6caf7e598 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぱに(プロフ) - はじめまして、凄く楽しみにしていました!続きが楽しみです! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 68726d2dc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこ | 作成日時:2016年4月2日 17時