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わかりやすいんですよね〜。

藤ヶ谷も、佳奈ちゃんも。

「どうしよう」って顔しすぎだから!

そんなに俺哀れか?

好きなやつの(元←ここ重要‼)恋人と遭遇しちゃって、かわいそうですよねー。

これがチャラ男なら「お前には渡さない!」とか」かっこいいことも言えるけど、

「初めまして!横尾です。」

わざわざ立って律儀に挨拶する。


男からみてもかっこいい…

そう思った。

「横尾さんの、お店行きますよ。オシャレで美味しいものがいっぱいですよね!」

「ありがとうございます!」


くしゃっと笑う笑顔。

きっと、Aも好きなんだろうなぁ〜。

横尾(心の中では呼び捨て)の顔をじーっと見ながらそんなことを思っていた。

「じゃあ、仕事忙しくて恋愛どころじゃないでしょう?」

ーゴッ

ープッ


俺の言葉に藤ヶ谷も佳奈ちゃんも飲んでたコーヒーを吹き出しそうになった。

当の横尾は冷静でまっすぐ俺を見てる。


「そうですね。休みも少ないので、思ってたよりは難しいですね。」

「横尾さん、モテるから、女の子とかいっぱいきちゃうんじゃない?」


「ちょっ…みっくん!」


横尾はさっきまで余裕な爽やかな笑顔で話していたけど、真剣な顔に変わった。

「ありがとうございます。でも、僕好きなやついるんですよ。笑顔も全部守ってあげたい。そいつの笑顔のためならなんでも出来ますよ」


恥ずかしいなって顔を赤くする横尾。

そんなに好きなのに…好きだから距離をおきたい…そんな感じに思えた。


「君がずっと守ってきたキレイな彼女が、変なやつにとられたらどうする?」


例えば、俺みたいに(笑)


横尾は真剣に悩んでこう答えた。


「彼女が幸せなら応援しますけど、そうじゃなければ相手を殴るかもしれませんね。」


淡々と語られた言葉の裏には

彼女への無限の愛を感じた。


そして思った。


こいつに勝てない。


Aを幸せにできるのは…


笑顔にできるのは、こいつしかいない…。

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まこ(プロフ) - ぴろぱにさん» コメントありがとうございます!キミとのキセキも続編で書かせていただきました。少しですが良かったら読んでみてくださいね。 (2019年6月30日 19時) (レス) id: b6caf7e598 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぱに(プロフ) - はじめまして、凄く楽しみにしていました!続きが楽しみです! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 68726d2dc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まこ | 作成日時:2016年4月2日 17時

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