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11 Y Side ページ11

trrrrr,,,,,,,



Aに電話をかけたけど、留守電。

でも、部屋の灯りがついてるから、加奈とでも話してるのかな?


さっき、親に旅行に行くことを聞いた。


なぁ…お前はどう思った?


あの夜






『ずっと君を〜なんだっけな?』

なんてとぼけたフリをした。


『愛してる』だなんて、言える性格じゃない。


でも、『Aを愛してる』と、心から思ってる。

気持ちを込めながら、Aにキスをした。


いつのまにか、濃いキスに変わっていた。

あいつは、ビックリしたように、身体が反応した。

初めてなのがすぐ分かって、髪を撫でた。


出来るだけ優しくしたい。

安心させたい…



でも…気づいたら止められないくらい、唇を重ねていた。


そして、Aの服に手をおいた。

「渉…?」

Aは不安な顔をして、俺の服を掴んでいた。


「…ごめん」

「ううん。大丈夫…」


笑顔で言う君だけど、さっき見た不安な表情が消えなかった。




怖かった?




あれから、Aに触れるだけのキスしかしてない。


本当は、もっと、触れたいよ。




でもなんか、壊れてしまいそうで。



キスをした瞬間、走ってくる車のライトで見えた。



幼い頃と変わらない純粋な君。


そんな君を汚してしまったみたいで。




そんな時、携帯が鳴る。


相手はA。


「もしもし?」


「おう。さっき、かけたんだよね」


「あ、ごめんね。加奈と話してたー!」


笑いながらいうAの声に落ち着く。


「ね、ママ達、旅行行くの聞いた?」


「あぁ、聞いたよ。年中行事だしな…」


内心、ドキドキしてる胸を抑えて、冷静を装う。



そんな俺の気持ちを知らないでAは言った。


「ママ達いない時、一緒にいたいなぁって…。ほら、デートだと時間気にしてるから、できたら…その…」



不安そうな声になるA。

「一緒にいたい」って同じ気持ちが聞けて嬉しかった。


でも、今までとは違う。


君と一緒に過ごしたら、触れたくなる。



君の全てに…。

こんなこと考えるのは、最低かもしれない。





君を欲しいと思うようになってから、君に触れるのが出来なくなったんだ。

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まこ(プロフ) - ぴろぱにさん» コメントありがとうございます!キミとのキセキも続編で書かせていただきました。少しですが良かったら読んでみてくださいね。 (2019年6月30日 19時) (レス) id: b6caf7e598 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぱに(プロフ) - はじめまして、凄く楽しみにしていました!続きが楽しみです! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 68726d2dc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まこ | 作成日時:2016年4月2日 17時

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