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「お疲れ様でした!」
仕事が終わり、先輩たちに挨拶をして、幼稚園を出る。
時計は、夜の9時を指していた。
新年度の準備で毎日忙しい。
外に出ると、まだ風が冷たくて、上着がないと風邪を引いてしまうけど、庭にあるもうすぐ、満開になりそうな桜の木をみると、春の訪れを感じる。
そんなことを思いながら、歩いてると…
「A!」
聞き慣れた、大好きな声。
時々、遅くなるあたしを迎えにきてくれる彼。
でも、幼いころ、彼と一緒に歩いた道だから、今も変わらず歩いて帰るのが好き。なんて言ったら君は笑うかな?
彼と思いが通うじ合って半年。
なにも変わりはないけど、どんどん君を好きになっていくのはあたしだけ?
不安になる時があるのも、あたしだけ?
片想いの時の切なさとは違う切なさを
あたしは、知ったんだ。
彼の車に乗り込んで、ゆっくりと走り出した。
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まこ(プロフ) - ぴろぱにさん» コメントありがとうございます!キミとのキセキも続編で書かせていただきました。少しですが良かったら読んでみてくださいね。 (2019年6月30日 19時) (レス) id: b6caf7e598 (このIDを非表示/違反報告)
ぴろぱに(プロフ) - はじめまして、凄く楽しみにしていました!続きが楽しみです! (2019年6月30日 19時) (レス) id: 68726d2dc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこ | 作成日時:2016年4月2日 17時