想いの交差点

再会 ページ1

鈴芽side


桜散る春…









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ではなく、桜も葉桜となった春の終わり






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私、雛森 鈴芽(ひなもり すずめ)は皆より１ヶ月遅れて、『栗橋高校』の校門をくぐる。



懐かしい匂いがする。
緑に溢れて排気ガスによる汚染も少ない
透明で 清んだ 空気の匂い…。






鈴芽 ｢一樹もうすぐ会えるね まっててね｣







* * *

一樹side




…桜散ったな…

俺はイライラしている
何故ならこの間の電話で幼馴染みの鈴芽は春には帰って来るって言った。
…なのに、桜散ったんですけどーっ！


？ ｢なあなあ！聞けよ一樹！大ニュースっ！！｣

あーっうるさい…っ！

一樹 ｢朝からうるさい…こちとら昨日の夜、妹にゲーム何時間も付き合わされてねみーんだよ
…で、なに？｣

？ ｢ゲームって…妹とゲームって…良いじゃん！お前の妹メチャクチャ可愛いんだし
俺の妹なんて やれ ウザイだ キモいだ…
じゃなくてっ！俺が言いたかったのはっ！｣

マジで焦れったいんですけど…はよ言えよ

一樹 ｢早く言えよ HR始まるぞ｣

？ ｢転校生！転校生だよ！来るんだよ転校生が！｣

一樹 ｢はぁ…転校生…ねぇ……転校生？！｣


？ ｢お、おうっ！？急にのったな…しかも女子らしいぞ？！めっちゃ美人なんだって！森センが言ってた！｣

マジか、鈴芽の可能性が高いな。こんな時期に転校生だもんな鈴芽だろ？！



一樹 ｢…よっしゃ！｣

じゃなくて


一樹｢先生が生徒を美人だなんだ言って良いのか？｣


？ ｢それな〜！森センチャラいからなぁーw｣

いやいや



一樹 ｢いや、お前も充分チャラいから安心しろよ武智｣



武智 ｢ひでー…。てか、俺やっと名前でたよ
ずっと ？ とか悲しいわー！｣


いや、現実的なこと言うなよ！読者が、困るだろ！


キーンコーンカーンコーン


HRのチャイムだ。


森セン ｢席ついてもつかなくてもいいから聞けー｣

女子 ｢いや、ちゃんとしてください 森先生｣

森セン ｢へいへい、それはそうとだな…多分お前ら知ってるダローけど、転校生だ
…入れー｣

鈴芽 鈴芽 鈴芽だよな？！

ガラガラッ







絶対に鈴芽が入ってくると俺が確信を持った矢先






教室に入ってきたのは……………？！

誰ですかっ？！からのぉ〜…！→

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