検索窓
今日:2 hit、昨日:16 hit、合計:11,558 hit

3 ページ11

「オレ、結婚出来るんスかね〜...。」

「まだ二十歳じゃない。大丈夫よ。」


私の方がね...。


「はぁ.、誰か嫁に貰ってくれー。」

切実に頼みます...。



「なら、付き合ってみないッスか?」



黄瀬による、笑いながらの提案。

冗談だろうと思い、半笑いで聞き返す。


「へぇ、誰と?私と付き合ってくれる人なんて居ないでしょ。」

女として、誰も見てくれないもん。

身長146センチ。

今でも小学生と間違われるのよ?


「勿論、オレと...。ッスけど?」


「ぅん?冗談は止めろよ??」

理解出来ない。

思考を止めろ。



「冗談じゃ無いッスよ。」

「先輩は、中身を見てくれるし、性格良いし。」

「優良物件だと思ってるんスけどね。」



え。ちょっと待って...。



「オレ、先輩のこと、結構好きなんスけど。」


「先輩も、オレのこと嫌いじゃないデショ?」



私の顔は真っ赤になっていることだろう。

面と向かって「好き」なんて、初めて言われた...。


「わ、私が彼女になったら!」

「幼女趣味って言われることになるよ?!」


「胸だってないし!」

「女としての魅力なんてゼロだよ?!!」



黄瀬は笑って、

「何も、そこまで自虐しなくても...。」


そう言って、私の真っ赤な頬を撫でた。



「そ、それでも、いいの?」


「先輩、いつもは強気なのに...。可愛いッスね!」

それまでのヘラヘラとした顔から一転して、

真剣な顔になると。


「先輩のことが好きッス。付き合ってくれませんか?」


あ、

バスケしてる時と同じ顔だ...。

一番必死で、真剣な時と同じ...。



「あの、私、可愛げなんてないよ?」


「小さいくせに、態度は大きいよ?」


彼は、苦笑を浮かべていて。


あぁもう、いつまで足掻いてんだ。

らしくないな、私。

柄にもなく動揺しちゃってさ。



「私と付き合いたいなら、女の子、どうにかしなさいよ?」


「恋愛感情かは分かんないけど、黄瀬のことは気に入ってるから。」




「宜しくお願いします、黄瀬涼太くん。」

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:短編集 , 黒子のバスケ , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

旋律(ばく) - うっでぃさん» そしたら送ってね笑ですね笑今は私のことを一途に思ってくれてるもんね笑笑信じてるよ!うっでぃ笑← (2018年1月5日 15時) (レス) id: 11329ddbf5 (このIDを非表示/違反報告)
うっでぃ(プロフ) - 旋律(ばく)さん» 続きはご想像にお任せしますー...笑 考えたら、また続き書くよ 笑笑 オリジナルはご察しの通りです。過去の思いだけどね!! (2017年12月16日 23時) (レス) id: f04ffde496 (このIDを非表示/違反報告)
旋律(ばく) - うっでぃさん» 続きが気になる笑笑ここからどーなるのって笑考えたらまた教えてね!笑オリジナルはあやつかな??笑 (2017年12月16日 22時) (レス) id: 11329ddbf5 (このIDを非表示/違反報告)
うっでぃ(プロフ) - フランさん» リクエストありがとうございます!時間はかかると思いますが、精一杯書かせていただきますね!! (2017年12月14日 20時) (レス) id: f04ffde496 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 男前なレオ姉書いて下さい! (2017年12月14日 0時) (レス) id: 0b24153201 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うっでぃ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年8月11日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。