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「あれは手塚のバカが短絡で犯した純然たる間違いです！教官たちにあたしと打ち解けろって言われたから好きでも何でもないのに形式上付き合おうとしたんですよ！あたしそのせいでどれだけ悩んだか！」
「…もしかして思ったよりバカか、手塚」
「そんなバカに軽率な示唆を与えた上官の責任を追及したいくらいですよ！融通が利かないバカに余計な方向付けしないでください！」
『…郁ちゃん、言いすぎ』
明らかに堂上教官ひるんでるよ…笑
「付き合ったらそう悪い奴じゃないぞ、多分」
「悪いけどあたし理想高いんで。手塚ごときじゃとても」
『やっぱ王子様？』
「手塚なんか比べ物になりませんよ、すっごくかっこよかったんだから」
あ、始まる。
「あたしが良化隊員ともみ合いになって誰も手が出せなかったところに、あの人が正義の味方みたいに現れて助けてくれたんです。見計らい権限で没収本を取り返したのに、どうせ何冊か差し戻すからってあたしが取り上げられた本だけ返してくれて」
「見計らい本を勝手に融通するのも規則違反だ」
堂上教官が不機嫌な顔で吐き捨てた。
でも確かそれ、私も言われたんだよなぁ…
「だけど憎い計らいじゃないですか。カッコいい上に優しいなんて最高の図書隊員ですよ。融通利かない誰かさんとは大違い。…それに堂上教官だって男の子に本返してやれって言ったじゃないですか。あたしが良化隊員とやり合ったとき」
『あぁ…確かに…』
「教官だって同じ状況になったら案外同じことしちゃうタイプじゃないですか？」
「あれは子供相手だから特別だ！そもそも俺が勝手に見計らい権限を振りかざしたわけじゃない、一士のくせに先走って見計らったバカの尻拭いだ」
分かりやすく郁がむくれる。
「俺ならその図書隊員みたいに出先で勝手な権限は振りかざさない。だからそいつと同じ状況になることはありえない。アホウな部下に勝手な状況作られない限りな」
「もし高校生のあたしが本取り上げられる現場に居合わせても助けてくれないんですか？」
「助けない。そもそもそいつが勝手な措置をお前みたいな単細胞に見せるからお前もバカな猿真似をしでかすんだろうが。それにそんな話が美談みたいに公に出回ってみろ、本来手を出さないのが正しいのにそれを非難されるようになって他の真っ当な図書隊員が大迷惑だ」
「でも高尾だって助けられてますよ」
「その時の高尾を助けたやつもバカだったんだ！」
『ええ…』
■おまけ…1(ここを飛ばして77話に行っても大丈夫です)→←■75
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アオイ(プロフ) - みさこさん» わあああ！！ありがとうございます！！返信遅くなってすみません、仲良くしてください！！ (2020年3月9日 11時) (
レス) id: deeb297800 (このIDを非表示/違反報告)
みさこ(プロフ) - 先程フォローさしていただきました。よろしくお願いします。V6大好き（女子）です (2020年3月5日 1時) (レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。消したつもりになってました。申し訳ございません。すぐに消させていただきました。 (2019年8月3日 23時) (レス) id: deeb297800 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月3日 23時) (レス) id: 9ac913b464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuroki
作成日時：2019年8月3日 23時
