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「あらまー…」
「どうしよう」
「そうね、とりあえず…食堂行って晩飯食うわよ、早くしないと風呂混むし」
「何よソレ」
「個人的な家庭問題なんか、あたしがナニ口出しできるとでも？目先のメシと風呂より優先して悩みたいってんなら止めないけど、あたしは付き合わないわよ」
「畜生、このスーパー合理主義者め」
そのまま歩き出した麻子を追いかけながら、郁が吐き捨てた。
私は笑いながらその肩を叩く。
『郁ちゃん、麻ちゃんはご飯食べながら話聞くって言ってるんだと思うよ』
「…はあ？何それ分かりにくっ」
しかしそんな私の助言も意味のないものになってしまった。麻子はあっさり郁を裏切ったのだ。
「お疲れ様でーす、一緒していいですかぁ？」
食堂では堂上教官と小牧教官が食事中で、すかさず堂上教官の隣の席に滑り込み、一方的に残された私たちの意向など確かめもしなかった。
隣の郁は明らかに不機嫌な顔で拗ねている。そんな郁がちょっと可愛かった。
「高尾さん、こっち来なよ。ほら、笠原さんも座って」
『あ、はい、ありがとうございます』
小牧教官が隣の椅子を引いてくれたので遠慮なく座らせてもらう。
郁は麻子の隣の席にしぶしぶ腰を下ろした。
「どうした、不景気な顔して」
「いえ別に…」
郁は堂上教官にあっさり指摘されてさらに頬を膨れさせた。「分かりやすい顔だなぁ」と郁の顔を覗き込んだ小牧教官は感心したように小さく頷く。
「実家から査察が入るんでへこんでるんですよ」
「てめえ余計なこと言うな！」
「あらぁ、ご両親来るのにそんな口悪くていいの？そんなんじゃ心証下がるわよー」
『ちょちょ、麻ちゃん…』
黙り込んでしまった郁に今度は堂上教官が呟いた。
「そういえば親には反対されてるんだったな、防衛員」
「え、まさか上官の立場を利用して個人情報の不正入手」
「アホか貴様！入隊早々、個人情報筒抜けのハガキを人に処分させたのは誰だ！」
そういえばそんなこともあったな、と思い出す。
「えーでも何でわざわざ人の弱みなんか覚えとくんですか、性格わるー」
「…お前の弱点なんか敢えて覚えるまでもなく毎日更新されるだろうが！似たようなヘマを飽きもせず！」
「あっ暴言！」
「一方的に言いがかりつけといて何を被害者ヅラだ！」
あっという間に口論に突入した二人を前に、小牧教官はというとノンストップでひたすら笑っていた。
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アオイ(プロフ) - みさこさん» わあああ！！ありがとうございます！！返信遅くなってすみません、仲良くしてください！！ (2020年3月9日 11時) (
レス) id: deeb297800 (このIDを非表示/違反報告)
みさこ(プロフ) - 先程フォローさしていただきました。よろしくお願いします。V6大好き（女子）です (2020年3月5日 1時) (レス) id: 96340430ed (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。消したつもりになってました。申し訳ございません。すぐに消させていただきました。 (2019年8月3日 23時) (レス) id: deeb297800 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月3日 23時) (レス) id: 9ac913b464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuroki
作成日時：2019年8月3日 23時
