【SERVAMP】人見知りちゃんが黒猫を拾ったらこうなった ♯１

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『親は？』

その問いに、内心ﾄﾞｷﾘとしたが案外落ち着いた声色で言葉が出てきた。

「母さんは＿…
昔に、事故で亡くなったんです。
それで１人になって…なかなか、行き先が決まらなかったんですけど、叔父さんが引き取ってくれたんです。
私、こんな性格をしているので…叔父さんがいなかったら……」

「あー…だから…
こんな汚ぇ猫、同情して拾ったのか」

「うーん…同情というよりは、エゴに近い気がします。１人があんまり好きではないので＿＿って、ああぁ！大変！待ち合わせの約束をしていたのを忘れていました！
急いで出掛けないと…っ」

すっかり話し込んでしまいました。
時計を見たら、かなり経っています。

「無理無理。離れたらなんかなるし。断れ」

「そういうわけにはいきません。折角誘って下さったんですから。
そうだ！クロも一緒に行きましょう♪」

そう言うや否や、Aはクロを抱き抱えた。
勿論、日光を浴びて黒猫の姿になったクロをだ。

「にゃ？！
やめろー、日光が…日光と向き合えねー…」

「もう日も暮れるので、大丈夫ですよー」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀと暴れるクロを阻止し、家の鍵をしっかりとかけて、待ち合わせ場所へ急いだ。






ﾊﾟﾝｯ






階段へ向かって走り出した。

その瞬間、まるで何かが割れるような音が聞こえた気がした。

たがそれよりも、時間のことで頭が一杯だった私は、この事を特に気にとめなかった。



••••••

あっれぇ�・�・�・？
場所はココだって言われたのにィ�・�・
いな�・いじゃ�・ん

••••••





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