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+第二十一話+ 合宿篇〜4〜 ページ28

虹村さんはハッとすると、部員に向けて声を張り上げた。
「オイ、ボサッとしてんな!練習再開すんぞ!」
「うっす!!」
いや、元凶アンタだろ。とは言えず。
そのまま練習に参加することにした。

結局、一日目の練習は呆気なく終わり、各自の自由行動が認められた。
いや、自由行動つっても風呂入って寝るだけの時間なんだけどね。
まぁ、別にやることも無いので風呂行くとしますか!!
と考えた矢先に、急に首根っこを掴まれ、そのまま引きずり込まれた。
「っぐえ!!」
「ちょっと、何普通に一日終わらそうとしてんの。」
案の定、そこには能面の様な表情の修花が仁王立ちしていた。
……って、え?なんで能面?
「昼のこと思い出せやコノヤロウ。」
そうだよな、練習中の出来事のせいだよな。
って、心の中読まれてる!!
コイツ、今吉さんと同類なのか!!
一人心の中で騒いでいる俺を無視して、修花は話し始める。
「合宿というイベントに何も起きないのはつまんないでしょ?でも、何するかって言われたら困るけど。」
「決めてないんかい!!」
「で、どうする?キセキ達にイタズラ仕掛ける?」
「無視か!!無視なのか!!………もう何でもいい。」
「よし、私に任せろ!!」
疲れきっていた俺には、何するかって言われたら困るなどと宣っていた修花が、自信満々なことにさえ、疑問を持つことが出来なかった。

次の朝。
他の部員が朝御飯を求めて食堂に向かう中、修花に言い渡された任務を遂行すべく、一人、食堂の柱の後ろに待機していた。
最初のターゲットは青峰君で、イタズラは恋愛劇らしい。
しかもドロッドロの昼ドラっぽいヤツ。
……俺としては、腐った女子であるアイツがアッチの方向のイタズラを考え付かなかったことが疑問だが、まぁ良しとするか。
部員が全員食堂に集まったのを見計らって、修花が、皆から見える位置につく。
その手にはマイクが握られている。
いや、どっから持ってきたんだソレ。
つーか、劇って普通マイク持つか?
「あーあー、コホン 愛は嘘から生まれる 第一話」
第一話ってなんだ!?
続ける気かお前っ!!
が、そんなツッコミも虚しく、俺の出番……ナレーションをしなくてはならない。
修花から少し離れたところに出ていき、語り出す。

+第二十二話+ 合宿篇〜5〜→←+第二十話+ 合宿篇〜3〜


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設定タグ:黒子のバスケ , 灰崎祥吾 , 成り代わり   
作品ジャンル:ギャグ
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小夜 - 祥吾様を不良なんて!ひどい!!プライドが高いだけなのに。 (2018年9月5日 21時) (レス) id: 7ca5976516 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様を不良って言うのは祥吾様の事嫌いな人だけ (2018年8月27日 6時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 原作の灰崎は不良じゃないって事本当に灰崎好きな人なら分かるってミリイが言ってた (2018年6月29日 8時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
リン - 灰崎を勝ってに不良にしてんじゃねぇ (2018年4月3日 7時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 灰崎は元から不良ではないプライドが高いだけ (2018年3月17日 23時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はいいろ。 | 作成日時:2017年8月18日 14時

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