+第二十話+ 合宿篇〜3〜 ページ27
「あっ、ごめん。手が滑っちまった。」
アンタかよ、虹村さん！！！
恐すぎだよ、キセキなんかよりもぶっちゃけアンタの方が恐いよっ！！
はっ、すっかり失念していた。
思えばあの人は、重度のシスコンだった。
でもアレだから、桃井さんならまだしも、修花とソウイウ噂になるのは御免だから。
だから、安心してくださ、
ドビュンッッ！
また、俺に向かってボールが飛んでくる。
先程も、当たるか当たらないかぐらいで飛んできたが、今のはさらに際どいところを通っていった。
……さっきの2、3倍は速かったよアレ。しかも音違ってたし、重低音響いてたよ。
「あっ、ごめん。なんか修花のことを馬鹿にされたような気がして、ブッ殺すぞとか考えてたら、また手が滑っちまった。」
また、アンタかアアア！！！
どう考えても途中のが本音だよね、手が滑ったとか絶対違うよね。
ドンだけシスコンなんだよ！！
「待って、虹、……お兄ちゃん。」
先程「あ。」と言ったきり固まっていた修花が虹村さんに制止の声を掛ける。
てか、また虹村さんって呼ぼうとしてたよ。
今までよりは早く気付いてたけれども。
「そんなにボールを投げ続けてたら、お兄ちゃんの手が使い物にならなくなっちゃう。」
そっちかよ。
どう考えても俺が被害者だろう。
「ここは、私が直々に手を下すから。」
「それじゃあ、お前が危ないだろ。アイツはオレが殺る。少し前までは、よく殴ってたし。」
物騒なこと言うなよお前ら。
……あぁ、ヤベェ、寒気がしてきた。
ここで死ぬのかな、俺。
もういいや、ツッコミ放棄しよ。
「オイ灰崎！！テメェはこれぐらいで死ぬタマじゃねェだろうが。」
「…ダイ、キ。……だが、虹村兄妹には勝てる気がしねェ。オレは、ここで終わりだ。」
「お前ら、ふざけるのも大概にするのだよ！！……はぁ、これだから馬鹿は。」
「「バカじゃねェ」」
「大袈裟過ぎるし、二人ともバカでしょ〜。」
「……そろそろ終わりにしてくれませんか、虹村さん。練習を再開しなければいけないでしょう。」
赤司君の声に、辺りが静かになる。
鶴の一声ってヤツだ、多分。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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小夜 - 祥吾様を不良なんて！ひどい！！プライドが高いだけなのに。 (2018年9月5日 21時) (
レス) id: 7ca5976516 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様を不良って言うのは祥吾様の事嫌いな人だけ (2018年8月27日 6時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 原作の灰崎は不良じゃないって事本当に灰崎好きな人なら分かるってミリイが言ってた (2018年6月29日 8時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
リン - 灰崎を勝ってに不良にしてんじゃねぇ (2018年4月3日 7時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 灰崎は元から不良ではないプライドが高いだけ (2018年3月17日 23時) (レス) id: 421640d4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいいろ。 | 作成日時：2017年8月18日 14時
