【黒バス】不良、やめました！【灰崎成り代わり】

+第十六話+ ページ22

次の日。
テストの結果が張り出されているらしいので、見に行くことにした。
結果は、学年三位。
「あちゃー ……。手、抜きすぎたか。」
「でも、特に何も言われてないんだったら、大丈夫じゃないの？」
「ッッ！……急に話し掛けんなよ。」
急に掛けられた声に驚き、振り返ると、そこには修花がいた。
「まぁ、深く考え過ぎたんじゃない？」
「いや、お前があんなこと言ったから……」
「気にしない、気にしない！！……そういえば、昼休み、部室に集合だって。」
集合……何か話があるのだろう。
大会があるとか？それとも……合宿か！？
「おーい祥吾君、何にやついてんの？」
「別に。」
「えー、気になるじゃんか。」
合宿だったら…絶対楽しいだろうな。
それに、上手く利用することができるかもしれない(キセキをプギャーするのに)。
俺は、中学も高校も、これと言った思い出は無い。
ゲームばかりをやりこんでいたせいか、修花以外、友達さえいなかったのだ。
大学に入ってからは友達が増えたけれど。
「早く行かねぇと、授業始まるぞ。」
「えー！？ちょっ、置いてかないでよ！」
きっと成り代わり補正みたいなので合宿になるよね！！
そんな能天気なことを考えながら、俺達は教室へ向かった。

「来週は、各々の能力を鍛えるために合宿を行う。部員全員は勿論、スタメンに選ばれている者は特に厳しく指導する。準備も怠らないように。」
「「ハイッッ！！」」
どうやら俺の言う、「成り代わり補正」というのは間違いでは無いようだ。
昼休み、部室に向かうとコーチから、さっきのような話をされた。

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