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なんで ページ12

その日から碧は話しかけてこなくなった

何でだ?

私といるのやになったのか?

...まぁどうでもいい

クラスでも話しかけてこないし、バイトでも必要最低限の言葉しか発しない

...だから私も別に話しかけなくてもいいかなと思っていた

...何か全部どーでも良くなった

数日後、花木?達が私に近づいてきた

花「涼ちゃーん!1人?うちらと一緒に移動教室
  行こうよ!!」

私は適当に返事をする

涼「一緒に来たいなら勝手についてくれば?」

イライラする

こんな時あいつだったらすぐにほぐしてくれるんだろうな...

って、何で私こんなにあいつのこと考えてんの?

...もう関係ないし、考えんのもやめよ

花「涼ー!聞いてる?」

涼「...」

花「バイトとかしてんの?うちもバイトしたい
  んだよね」

バイトか...

唯一の気が休まる場所にこいつらが?

ふざけんな

涼「してない。自分で探せば」




こんなに冷たく返しているのに次の日も次の日もこいつらは話しかけてくる

私とその取り巻きみたいになってんじゃん

キモいんだけど...


碧と会話せず、1ヶ月が経った頃

バイト終わりに碧に話しかける

涼「涼風」

碧「は、はい?!」

涼「...お疲れ。仕事慣れた?」

碧「え、ああ、慣れました」

涼「何で急に話しかけてこなくなったんだよ」

碧は気まずそうに目を逸らす

碧「...門寺さんには関係無いと思います」

あー、そうだな

涼「...だな。私には関係無いな。でもお前さ、
  こっちの気持ち考えたことあるかよ。残さ
  れるこっちの身にもなれ」

言うだけ言って店を出る

碧は呆然と立ち尽くした

そのあと悔しそうに、苦しそうに唇を噛みしめた


碧side

バイト終わりに話しかけてきたりっちゃん

急だったから変な声で返事をしてしまった

涼「何で急に話しかけてこなくなったんだよ」

その質問でびっくりした

そんなことを聞かれるとは思わなかったから

でもこれには訳がある

あの日から花木さん達から圧力をかけられたり暴力を受けたりしている

そして「門寺さんから離れてくんない?迷惑な
  んだけど?」

そこから僕はりっちゃんに話しかけなくなった

でもそんなこと言えないから
「...門寺さんには関係無いと思います」
と、つい言ってしまった

あとから失敗したと思ったけどもう遅かった

涼「...だな。私には関係無いな。でもお前さ、
  こっちの気持ち考えたことあるかよ。残さ
  れるこっちの身にもなれ」

怒らせた...

記憶→←お前なら



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作者名:みるくストロベリー | 作成日時:2020年9月4日 19時

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