万事屋の愛され新メンバー

40話 ページ41

貴方side



勢いで土方さんにお願いしちゃったけど、あんまり話したことないし気まづいな…。それに土方さんは多分、私のことを良く思っていない。私を元の家に引き渡すタイミングを見計らっている可能性だって……


土方「……おい。」



美晴｢はっ、はい……！｣


土方「その…悪かったな。」


美晴｢え……？｣



土方「初めて会った日、お前の事情知ってたのに捕まえようとしちまって。」


美晴｢い、いえ…！それが土方さんたちのお仕事だって理解してますから！｣


土方「今はもう思ってねーから安心しろ。いざとなったらちゃんと守ってやる。だからそんな警戒すんな」


美晴｢はい…。なんか…土方さんのこと誤解してました。本当に優しい方ばかりなんですね｣


土方「一度は自分のことを捕らえようとした奴のことを優しいって言うんだな、お前は」


美晴｢はい！土方さんは優しいです…！｣


土方「ふっ…そうかよ…。テメーも中々のお人好しらしいな。」


土方「んで、そのテメーがなんであんなに怯えてたんだ？……あと二人になんかされたか？」



美晴｢……えっと｣




土方「まっ、話したくねーならいいんだが。」



土方「総悟はな、色々と誤解されやすいが悪いやつじゃねー。」


美晴｢……はい。知っています｣



土方「ふっ、ならいーんだ。」



土方「総悟が心開くなんてどんな女なのかと思ってたが、納得したよ」



美晴｢えっ、総悟くんって色んな女の子と仲良いと思ってました…｣


土方「んなわけあるか。アイツが女と絡むとしたら喧嘩か調教してるかのどっちがだぞ。お前はきっとアイツにとって特別なんだろうな。」


美晴｢……っ///｣



土方「まっ、万事屋嫌になったらいつでも来い。護衛くらいしてやるよ」



美晴｢ありがとうございます…！｣

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