42話 ページ43
美晴side
銀時「お前に渡さなきゃならねーもんがあってな。」
美晴「何ですか…？」
万事屋さんはポケットから封筒を取り出した。そこには亡き姉の名前「ミツバ」と書いてあった。
美晴「これ…は…？」
銀時「あいつが死ぬ前、最後に依頼させてくれって頼まれてたんだ。」
心臓がドクドクと脈打つのが分かる。
美晴「依頼内容は…？」
銀時「万事屋さんの判断でいいから、くるべき時が来たらこれを渡してくれってな。」
美晴「中身…万事屋さんはもう知ってるんですか…？」
銀時「……ああ。」
美晴「…………」
中身を見るのが怖かった。手が震えていた。ミツバ姉は死ぬ間際に私たちに何を残したの…？何を伝えたかったの…？
震える手で私は封筒を開けた。
そこには紛れも無くミツバ姉の字で、文章が綴ってあった。
『美晴、総ちゃん。貴方たちに伝えなければならないことがあります。美晴と総ちゃんは本当の兄弟ではありません。この事を私は貴方たちに伝える必要は無いって思っていたんだけど、兄弟である事が二人を縛り付けてしまっているなら伝える義務があると思いここに記しておきます。ただこれだけは言わせて下さい。たとえ血が繋がってなくとも私は貴方を本当の妹だと思っていました。これからも変わらず美晴も総ちゃんも私の大切な兄弟です。』
頭が真っ白になった。
美晴「兄弟じゃない……？私と総悟とミツバ姉が……？」
銀時「美晴ちゃんが産まれてすぐ、両親が亡くなったみたいで親戚の沖田家に引き取られたそうだ。その時はまだ沖田くんは産まれてないから、この事実は知らないらしい」
銀時「どうだ、これでもまだ何か後ろめたさでもあるか？」
あまりにも急のことで、頭がまだ追いついていない。受け入れきれてない。それでも、私が今やらなければならないことははっきりと分かっていた。
美晴「万事屋さん、ありがとうございます。…総悟のところへ行ってきます」
銀時「……おう。」
銀時「くるべき時が来たら…なんてめんどくせー依頼しやがって。こっちの身にもなれっての。……ちゃんと依頼完了したぞ。天国で見てっか…？」
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ナスカ(プロフ) - 結ばれて良かったです！これから様々ないちゃつきも見たいです後43話以降46になってます (2022年2月25日 10時) (
レス) id: fa0f3a6416 (このIDを非表示/違反報告)
フルヤ(プロフ) - めぐ@性癖の王女さん» コメントありがとうございます〜！お茶吹き出させてしまいすみません；；(笑)引き続き沖田総悟は義姉に甘いをよろしくお願い致します！ (2020年8月22日 23時) (レス) id: 043dbc0ed4 (このIDを非表示/違反報告)
フルヤ(プロフ) - 雫さん» 実際にこんな事が起こったらいいな〜と妄想しながら書きました…！ミ、ミツバさんはみんなの心の中に生きてます；；引き続き沖田総悟は義姉に甘いをよろしくお願い致します！ (2020年8月22日 23時) (レス) id: 043dbc0ed4 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ@性癖の王女(プロフ) - 急展開過ぎてお茶吹いたじゃないですか！()続き楽しみにしてます！！ (2020年8月22日 6時) (レス) id: 5759211c89 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - ヤバイ！続きが気になりすぎる！！ってか土方さんに付き合うか聞かれて、沖田君が弟とか．．．最高やんｗでもなんかミツバさんが可愛そう (ﾉω・､) ｳｩ なんか漫画とかアニメのほうを読み返したり見返したりしてると泣きたくなる… (2020年8月22日 0時) (レス) id: 52c2c5112c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フルヤ | 作成日時：2020年8月10日 2時
