247話 裏切りのステージ ページ48
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『コナンくん、これはこっちでいい？』
ある日、俺は工藤邸へ掃除の手伝いをしに来ていた。
「うん、そこに置いておいて」
「ったく、何が悲しゅうて学校帰りの華のJKが、留守中の推理オタクの家を掃除せにゃならんのよ」
「まぁまぁ、たまにはいいじゃない園子」
ぶつぶつ文句を言いながら埃を叩く園子を蘭が雑巾を絞りながら宥める。
「ま、久しぶりに黒瀬さんに会えたからいいけどねー」
満面の笑みを向けてくる園子に、にこっと笑みを返す。
この2人同様、俺も工藤邸の掃除に借り出されたのだ。
バイトも辞めて暇だろうから、顔を見せるついでに掃除を手伝え、と。
確かに、この広い書斎の掃除は人手がないと大変だろう。
「申し訳ありません。ここは、一人で掃除するには広すぎて…」
書斎に沖矢さんが入ってきて、眉を下げる。
「いえ！お掃除大好きなんで！」
一変して態度を変える園子にやれやれと肩を竦める。
「そういえば、世良真純さんでしたっけ？彼女は来なかったんですね」
一応、妹のことを心配してるんだな、この人…。
「ああ、世良ちゃんも誘ったんだけど」
「なんかまたホテルを引っ越すからバタバタしてるらしくって。でもホテル暮らしなんて憧れちゃうよー」
「そう？」
そのやり取りを、コナンは後ろから呆れたように見ていた。
「その世良さんの周りに、変わった人を見かけませんでしたか？例えば、絶えず周囲を警戒し、危険な相手なら瞬時に制圧する能力に長けた、浅香という名の。まぁ、そうとは名乗ってないでしょうけど…」
……浅香？
もしかして、組織の重要人物とか…？
「ああ！浅香じゃないけどいるよ、一人！」
園子の言葉に、沖矢さんの細い目が、さらに細くなる。
「え？そんな人いた？」
「それは、蘭よ蘭！ほら、蘭は私の前の危険な相手を瞬時に制圧してくれる、私の専属SPでしょ？」
なんだ、そういうことか…。
そういえば蘭って確か、すごい強い設定だったっけ。
空手が出来るんだったかな…。
重要な情報を得られないと踏んだのか、沖矢さんは雑巾を絞り始めた。
そんな彼に近づき、雑巾を絞るフリをして身を屈める。
『…浅香って誰？組織の一員？』
「……詳しいことは調査中だが、浅香が組織のNO.2、ラムではないかと考えている」
『…ラム』
浅香という名前からするに女…？
いや、苗字ということも考えられる…。
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優(プロフ) - わかりました！返信ありがとうございます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 優さん» コメントありがとうございます！この作品は、主人公受けとなっております！ですが、細かい描写はございません。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - これって、黒瀬さんと零さん、どっちがネコとかありますか？ (2019年5月7日 2時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» 報告ありがとうございます！！確認不足でした...！修正させていただきました！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告：247話 - 真純ちゃんの純の字が、澄になってます。 (2019年4月30日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年4月10日 21時
