220話 ページ21
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それでどうして…こうなった…!?
今の状況に俺は固まっていた。
見上げる先は広い天井。
同じベッドの上。
横にいるのはイケメンベビーフェイス。
あまつさえ彼は、俺に抱きついている。
なんなんだ、この状況…。
『零さん…』
「んー…？」
すり、と俺にすりついてまどろんだ声を上げる零さん…。
亜麻色の髪が、頬をくすぐった。
『……零さんの髪って…地毛…だよね』
「……ハーフ、だからな」
やっぱり、そうだったんだ…。
「でも僕は、日本生まれ日本育ちの、日本人だ」
…この人は本当に、この国が大好きなんだ…。
『零さんは立派な日本人だよ』
彼の髪をさらりと撫でると、今度は彼がくすぐったそうに身じろいだ。
だいぶ疲れてるようだ。
寝かせてあげたいけど、その前に…。
『…どうしてさっき、キス…したの？』
「………すー…」
静かな寝息が聞こえてきた。
…寝たフリしやがったな…。
『…初めて、だったんだけど』
小さな声でそう漏らせば、俺に抱きついている手がぴくっと反応した。
『零さんは…いや、バーボンはどうか知らないけど、俺は任務で唇を許したことはなかったよ。体は…まぁ、何度か…あったけど…。…なんて、こんな話零さんには関係ないか。…おやすみなさい』
動揺している彼には気づかないフリをして、俺は彼の腕に収まる。
誰かと一緒に寝るなんて、いつぶりだろう…。
すごく、温かい…。
安心からか、うとうとと眠気が襲い始め、俺は彼の腕の中で眠りに落ちた。
「……この天然タラシめ…」
零さんが一人、理性と戦っていることも知らずに。
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優(プロフ) - わかりました！返信ありがとうございます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 優さん» コメントありがとうございます！この作品は、主人公受けとなっております！ですが、細かい描写はございません。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - これって、黒瀬さんと零さん、どっちがネコとかありますか？ (2019年5月7日 2時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» 報告ありがとうございます！！確認不足でした...！修正させていただきました！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告：247話 - 真純ちゃんの純の字が、澄になってます。 (2019年4月30日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年4月10日 21時
