【名探偵コナン】異世界の訪問者33《男主》

1725話 キッドVS高明 狙われた唇 ページ26

別に服部とキッドの間で何があろうと、俺には関係ないことだが、蘭を追ってコナンも走り出したため、俺もその後に続いた。


鈴木相談役に、2人が向かった部屋の所在を教えてもらい、そこへ急ぐ。




その部屋の扉を、蘭がバァンッと音を立てて開け放つ。




部屋には、まさに今迫ってましたと言わんばかりのやたらに距離が近い2人がいた。

和葉は壁に追い込まれ、服部はそんな和葉を壁ドンしている。



マジかこいつ…と俺が呆れている横で、コナンもドン引きの様子だ。





「な、何やねん！急にでかい音出しよって！」


俺たちの登場に慌てて和葉から離れる服部。



その横でホッと呆れている様子の和葉に化けたキッド。





「も、もう眠くて眠くて…。早く仮眠とりたいから急いで来ちゃった」


蘭は和葉の正体を言うでもなく、そう言って誤魔化す。


とりあえず事を未然に防げて一安心といった様子だ。








「お、結構広いじゃねぇか！ソファもふかふか〜！」


遅れて部屋にやってきた毛利さんがドカリとソファに座り、寝転んだ。





「これなら昼までここで寝てっても構わねぇぞ〜。俺、眠りの小五郎だしなぁ！だぁーはっはっはっは！」



さっきまで俺に説教かまそうとしていた毛利さんだが、そう高笑いしてすぐに眠った。






『さすが眠りの小五郎』


俺の言葉にその場の全員が頷いた。









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