【名探偵コナン】異世界の訪問者32《男主》

1552話 14番目の標的 ページ3

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緑台警察病院に運び込まれた目暮警部は、すぐに処置室に運ばれて緊急手術。




今は個室に運ばれ、麻酔で眠っている。


ベッドの近くのプレートに“目暮十三”と名前が記されており、目暮警部の下の名前、十三というのか…とぼんやりと思っていると病室の扉が開いた。




「黒瀬くん…！」


入ってきたのは白鳥警部。





『白鳥警部、お疲れ様です』

「現場の様子を見てから駆け付けたよ」

『何か進展が？』

「ああ、犯人はまだ特定できていないが――…」



白鳥警部が捜査手帳を開いた時だった。




「…ん」


唸るような声が聞こえ、そちらに目をやると目暮警部が意識を取り戻した。





「目暮警部！」

「…白鳥くん…、それに、黒瀬くんも…」

『無事で何よりです』

「…わしは一体――…」

『公園で矢を撃たれて倒れていたんですよ』



そう教えると、徐々に記憶が蘇ってきたようだ。





「…そうだ。ジョギングをしていたら、急に腹に痛みが…。うっすらと、黒瀬くんが駆け付けてきたのが見えて…。ずっと付き添っていてくれていたのか」

「救急隊が来るまで、止血もしてくれていたそうです」

「そうか…。助かったよ、ありがとう」

『いえ。犯人の顔の一つでも目撃出来てればよかったんですけど…』




そう話していると、廊下がバタバタと騒がしくなる。


知っている気配が複数近づいて来た。







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