872話 ページ23
『久しぶりに安室さんのサンドイッチ食べたいから、準備しといて』
「…はぁ…これなら、黒瀬の方が可愛げがあったな……」
後悔しているような零さんの太ももに、するりと手を滑らす。
『零さんが俺を生き返らせたんだから、今更やっぱナシは通用しねぇよ?それに、どっちも俺。だろ?』
ぐっと顔を寄せてにこっと笑うと、ぐっとわずかに身を引く零さん。
「……タチが悪いのはどっちも一緒だな。…当たり前か。どっちもお前だし」
おや。
…もしかして、真白として攻めれば、零さんに勝てるのでは…?
「だが」
言葉の後に、ちゅっ、と唇が軽く触れあう。
至近距離で俺を見つめる零さんの表情はどこか妖艶で――…。
「また新しいお前の魅力を知れて、興奮する」
『え』
…違う。
これは…新しい扉を開けた…!
『じゃ、じゃあ俺、明日も早いしもう寝るから…!おやすみ!』
「…そうやってすぐ照れるところは変わらないな。…安心した。おやすみ」
寝室に駆け込む俺の背中に、そんな呟きが聞こえた。
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096 - はしもんさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2020年4月21日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
はしもん(プロフ) - 898、899話更新お疲れ様です! これからもずっとずっと、応援させてください(´˘`*) 大好きです!! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3a59eb0a02 (このIDを非表示/違反報告)
096 - 稲荷さん» はじめまして!嬉しいお言葉ありがとうございます!このコメントを読んでから私も改めて“さだめ”を聴いたら、確かに…!となりました!曲を聴いて2人を思い出してくれるなんて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いします! (2020年4月20日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
096 - くれはさん» まだ終わりません…!(笑)どうぞお楽しみに…!! (2020年4月20日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
096 - はしもんさん» 一難去ってまた、という感じですね!いえいえ!私も話数ミスがあったので、修正しました! (2020年4月20日 13時) (レス) id: e8c1cec671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:096 | 作成日時:2020年3月22日 22時