【名探偵コナン】異世界の訪問者《男主》

7話 ページ8

「お待たせしました」
　


目の前に美味しそうなサンドイッチが置かれた。
　

子供達は一気にキラキラした表情になり、サンドイッチを頬張り始めた。
　

しんみりさせて申し訳ない…。
　
コナンと毛利さんの元にもケーキと飲み物が置かれた。



「黒瀬さん、もしよければ、今日は家に泊まりませんか？父に事情は話すので」
　

毛利さんからの申し出に驚く。
　
だが、女子高生のいる家にいい歳した男が泊まる訳にはいかない。


『…ありがたいですけど、迷惑はかけられません。なんとかするので大丈夫です。あ、でも…財布がないので、ここでの食事代だけ、お借りできますか？あとで返すので』

「それは…構いませんけど…」
　

それでも心配そうに俺を見つめる毛利さん。




「黒瀬さん、でしたっけ？」
　

すると横から、安室さんが声をかけてきた。


『え、…はい』

「会話、聞こえてたので。すみません」

『いえ…』

「僕は安室透と申します。ここでバイトと、毛利先生の弟子として、探偵をしている者です」
　


この人はどこか、俺と似ている雰囲気がある。







「もしよければ、僕の家に来ますか？」




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