隠キャ、カバディ部に入部します【井浦慶】 (ページ7)

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7:彼女ページ7

水澄「へぇ、Aはこうゆうのがタイプなのかー。俺もちょっと前まではいたんだけどなぁ。彼女」

伊達「この中じゃ、畦道だけだもんな」

え？

水澄「見せてやれよ、写真」

畦道くんは照れながら、私に写真を見せてくれた。

彼女は……めちゃくちゃ可愛かった。

前世に何したら、こんな顔に産まれるんですか神様、と問いただしたいくらいに。

畦道「そんな落ち込むなってー、Aだって可愛いべ？」

お気遣いどうも。

水澄「ヘアアイロンとかしてみたらどうだ？毛先、あちこち跳ねてるし…後、前髪を薄くするとか…それだけで結構、印象変わるぜ？」

残念ながら、家にヘアアイロンがないんです。

はさみも、幼稚園のはさみしかないっす。

水澄「部長も戻ってくる事だし、他校にも会う。ウチのマネージャーは可愛いって、評判になるようにしねぇと！」

試合に勝ちたくはないのか…？

井浦「なら、水澄。イメチェンしてやれよ、明日の部活の準備は俺たちでやるから、Aを変身させてやれ」

井浦さんはニヤニヤしながら私を見る。

畦道「おぉ！やったな！A！」

A「あ、うん…」

・

しばらく歩くと、大きな分かれ道に突入した。

真っ直ぐ、右、左。

ここで、だいたい三手に分かれる。

これで運良く、1対5になればよかったのだが…。

井浦「こっちで方向一緒なの、俺たちだけかぁ」

嘘だろ…。