隠キャ、カバディ部に入部します【井浦慶】 (ページ18)

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18:めんどくさいページ18

水澄「井浦先輩の言う通りだ！俺、チョースカッとした！」

伊達「なんか、前半よりもやる気が出て来たな」

宵越「見たか、あの高谷の顔」

畦道「A～！よく言ったべ！えらいぞ！！」

私は訳が分からず、みんなの顔を眺める事しか出来ない。

すると、部長が私に手に差し出す。

王城「それが、君の本性だね。いいと思うよ、僕は強い人が好きだから」

私は部長の手を借りて、立ち上がる。

井浦「じゃ、Aも頑張ってくれた事だし、後半の作戦を立てよう」

・

王城「むー…」

A「…えっと…」

後半。

私は畦道くん、そして部長と一緒に、ベンチから試合を応援している。

しかし、部長は不機嫌だ。

数分前、部長の怪我を心配して、井浦さんが部長を下げたのだ。

多少、言い合いになったけど、最終的にはこうしてベンチで大人しく座っている。

王城「…いいなぁ、宵越くん。僕、まだ出れそうだったよね」

A「あ…」

めんどくさいなぁ…。

私はどうしたものかと、コートを眺めていると、高谷と目が合う。

高谷は子どもみたいに、私にあっかんべーをしてきた。

A「ッハ」

高谷「！！」

だから、前半終了でみんながやっていた悪そうな顔をしてやった。