澤.村大地[骨抜き] ページ9
あの頭を強く打った試合の次の日は、大地は流石に部活を休むことになったそう。
昨日、私も頭同士がぶつかるところを見ていたので相当な衝撃だったのはわかっていた。
心配はしたが、私は部外者なので具合を見にも行けずに、夜に連絡だけした。
明日休むと連絡が来たので、お見舞い行く！とだけ言っておいた。
––––––––––ピンポーン
『…』
誰も来ない。もう一度押そうとしたら、ガチャっとドアが開いた。
「A、本当に来てくれたのか、ありがとう」
短パンにTシャツといった楽な格好の大地が出てきてくれた。
『だって心配だったし！あのぶつけ方は頭割れたかと思ったよ！』
はは、大袈裟と言いながら家に入れてくれた。
『お母さん達はいないの？』
2階にある大地の部屋に行く階段でリビングが静かなのを見て、聞いてみた。
「あー、なんかどっか出掛けるって言ってたような」
ふーん、と言いつつ部屋に入った。
『相変わらず綺麗なお部屋ですね。私より綺麗かも』
「いやいや、来るとか言ってたから片付けただけ」
2人で床に座り、私が買ってきたお茶とケーキを出した。どっちのケーキがいいか選んでもらい、一緒に食べた。
『大地、寝てなくていいの？』
「熱があるわけじゃないから大丈夫」
でも昨日の試合も疲れただろうし、横になった方がいいと思った。
『でも、横になりなよ！疲れてるし』
「本当に大丈夫。Aは心配性だなぁ」
笑って答える大地に、私は本当に心配してるとわかってほしかった。
『…じゃあ、一緒に横になってあげるから寝よ？』
「え！！…A何言ってるんだ？そんなこと…」
一気に顔を赤くさせて、横を向く大地を横に私はベットに横になった。手で頭を支えてトントンと隣を叩いた。
『ほら、頭撫でてやるからこい』
キザな彼氏が言うようなセリフをそれっぽく言ってみた。
大地は大きな溜め息をついて、身体動かした。
大地がベットに乗ると2人分の体重がかかり、ギシっと重い音がした。
トントンと叩いていた場所に大地が上を向いて寝っ転がった。
『緊張しなくても大丈夫』
「Aは男前ね」
私のノリに付き合ってくれて2人で笑い合った。
そのまま私は優しく頭を撫でて、大地は目を瞑っていた。
大地が目を開けて私に聞いてきた。
「…A、もっと近づいてもいいか？」
一瞬ドキッとしたが、いいよと答えた。
大地は上向きだったのを横向きにして私の腰を抱いて、肩に顔を埋めた。
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Haruka - 及川さん最高です(ToT) (2019年11月13日 22時) (
レス) id: 1ad77a8eb8 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 黒尾君で激甘みたいです！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: d42e461cc9 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜羅 - フラムボンさん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 19時) (レス) id: 7f6a3fafca (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 魅亜羅さん！ツッキーきたー！今からハァハァしちゃいますよ笑 よーし！やります！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 塩レモンさん！くにみん自分で書いててかっこよ死しました…はなぢ また何かリクあったら言ってくださーい！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年10月13日 20時
