月.島蛍2 ページ14
『…は、はい！私、AAと申します！蛍くんにはよくしていただいております！』
お母さんは私の勢いにびっくりしていたが、フフっと笑い、まぁまずお部屋に入って、と促された。
リビングに入り、椅子に座らせてもらった。
お母さんは台所でお茶を用意してくれているようだった。
お母さんが机に戻ってきた時、手土産を渡した。
別にいいのに、と言われたが貰ってくれた。
そのあと色々お話しさせてもらった。小さい時とかの話しは蛍くんは嫌がっていた。
「まさか蛍にこんな可愛い彼女さんがいたなんて全然知らなかったわ」
「言うつもりなかったし」
「蛍はこんなんだけど、Aちゃん仲良くしてやってちょうだいね」
困ったような笑顔をして言われたので、もちろんです！と答えた。
「……もーいいでしょ。上行く」
ガタっと椅子から蛍くんは立ち上がり、私に来いと目線を送ってきた。
『…じゃあちょっと蛍くんのお部屋見せてもらいますね！』
そして私は蛍くんについて行った。
『おー、ここが…蛍くんが育った部屋…』
「…なにそれ」
蛍くんの部屋はイメージ通りの感じだった。
ベッドに座るのはちょっと躊躇ったので、床に座った。蛍くんはベッドに腰掛けた。
『広くていいね』
「そうかな」
何か面白いものないかなぁとさがしてキョロキョロと見回した。
『……それ何？』
「…え？それ？」
私は指を指して示した。
『あれあれ…』
蛍くんがのそっと動き、それを取りに行った。
はい、と隣に座って渡してくれた。
なんとなく蛍くんの右手の傷跡を見た。
この前の試合で指の付け根を切ったところだった。
蛍くんの右手を取った。
『…手…治ってよかったね……あの時痛そうだったもんなぁ…』
手をひっくり返したり、裏返したり、指の間を見たり、傷がどうなってるか見たかった。
治ってよかった、よかった。
そう思って右手を離した。
「…A、手触りすぎ…」
蛍くんを見るとちょっと赤くなって、そっぽを向いていた。
あまり見れない照れている顔をもうちょっと見たくなった。
『…じゃあ…勿体ないからもうちょっと触ってようかな』
私が手を取ろうとしたら、蛍くんの右手で手首を掴み、そのまま左手は私の肩を抱かれ引き寄せられた。
突然近くなったら蛍くんにドキッとした。
「遊びすぎなんだけど」
顔が近い距離で目が合った。心臓が早くなっていった。
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Haruka - 及川さん最高です(ToT) (2019年11月13日 22時) (
レス) id: 1ad77a8eb8 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 黒尾君で激甘みたいです！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: d42e461cc9 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜羅 - フラムボンさん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 19時) (レス) id: 7f6a3fafca (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 魅亜羅さん！ツッキーきたー！今からハァハァしちゃいますよ笑 よーし！やります！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 塩レモンさん！くにみん自分で書いててかっこよ死しました…はなぢ また何かリクあったら言ってくださーい！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年10月13日 20時
