月.島蛍3 ページ15
唇を右手の親指と人差し指で優しく触られた。
「……Aの唇って柔らかいよね」
触られているので、上手く話せない。
蛍くんとこんな雰囲気になるのは初めてだったので、身体が熱くなって呼吸が浅くなった。
蛍くんは唇を触っていた手を離して床に置いた。
私は話せるようになったので思ったことを言った。
『…蛍くんだって…柔らかい気がするけど…』
ずっと顔が近くで話していて、更に顔が近づいてくるのがわかった。
小声で少し笑った蛍くんが言った。
「じゃあ…試す……？」
私は返事をしないで上を向いたら、すぐ口づけされた。唇が重なった瞬間待ち望んでいたのか、身体が少し震えた。
いつもする軽いキスではなく、最初から蛍くんは下唇を動かして私の唇を蝕んだ。私も波を打つように顔を動かして蛍くんの唇を求めた。
蛍くんが顔を傾けて深く求めてきたので、私は蛍くんの身体に近づき、両手を腰に回して上に向かって欲しがった。
お互いの鼻から出る息づかいだけが聞こえる。
蛍くんが口を開けてきたので、私も控えめに口を開けると蛍くんの舌がすぐ入ってきた。それと同時に両手でキツく抱きしめられた。
『…ふっ…んっ……んっん』
顔を左右に動かして、強く求め合っていると蛍くんが何か嫌がる素振りをした。
一旦、唇同士が離れたが身体は離れなかった。
「……っはぁ…………邪魔だわ」
私の身体から右手を離して蛍くんがめんどくさそうに眼鏡を取り、目を細めた。
眼鏡を床に置いて、呼吸が荒いまま、またすぐ私の唇を奪おうとしてきた蛍くんの顔を両手で挟んだ。
「…………なに」
目を細めながら頬っぺたが潰されている蛍くんが可愛かった。
『…蛍くんの…真の姿ちゃんと見たいと思って…目細めないでみて……』
私は手を外した。
すると、悪い顔をしながら言われた。
「……僕、近くのものじゃないと見えないから…近づいてくれる？」
私は両手をまた蛍くんの腰に回した。
『……これは…見えますか…』
上にある蛍くんの顔に近づいた。
蛍くんも私の方へ顔を寄せてきた。
「……まだ見えないけど…」
『……じゃあ……これは…』
鼻が近づいてもう唇が触れ合いそうで、お互いの息がかかった。蛍くんはもう目を細めていなかった。
目が合いながら囁くように言われた。
「……あと少し……もうちょっと……」
最後に目を細めてしまったのは私の方だった。
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Haruka - 及川さん最高です(ToT) (2019年11月13日 22時) (
レス) id: 1ad77a8eb8 (このIDを非表示/違反報告)
翼(プロフ) - 黒尾君で激甘みたいです！ (2019年11月10日 15時) (レス) id: d42e461cc9 (このIDを非表示/違反報告)
魅亜羅 - フラムボンさん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 19時) (レス) id: 7f6a3fafca (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 魅亜羅さん！ツッキーきたー！今からハァハァしちゃいますよ笑 よーし！やります！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
フラムボン(プロフ) - 塩レモンさん！くにみん自分で書いててかっこよ死しました…はなぢ また何かリクあったら言ってくださーい！ (2019年10月29日 8時) (レス) id: 25a8009c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラムボン
| 作成日時：2019年10月13日 20時
