[HQ]それの手に入れ方[短編集]

北の場合… ページ7

薬局で色々買っていたらそのコーナーに目が止まった。

最近、Aと使ってないが残りはどのぐらいあったか考えた。



ーーーー3回はやっとるから、あ、でも1日に2回のときもあったわ。…買っとくか。



俺はその棚の前に立ち、いつものやつを手に取りカゴへ入れた。

レジに並んで、お会計されていくのを見守る。
そして、薬局から出て高校へ戻った。


「北さん！すんません、北さんにおつかいとか」

走ってきた部活姿の侑に袋を渡した。

「ええねんって、休憩中やし」

ガサガサ袋を漁って使いたいものを探している侑が突然止まった。



「き、北さん……これは…」



袋を開けて覗き込むように言われたのて、見てみるとさっき買ったそれが一番上にあった。




「あー、忘れとったわ。ゴムやね」




すまん、と言って袋からだしてズボンのポケットに入れた。もう侑に用はないと思い、歩き出そうとした。





「…ちょ！ちょ！北さん！！」

「なんや？」

「普通すぎてビビりますわ！」

「男の買い物やったら普通のことや」

「その普通が普通やない気が…」

侑が何かモゴモゴしていた。







「それは恥ずかしい買い物やないで」

と言うと、




「っ北さんっ！！一生ついていきます！」


と言われた。



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北さんはそれをついでに買ってそう！！それ目的で買いに行かない感じ。そして全然恥ずかしがらないところが男前で好き！好き！

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