[HQ]それの手に入れ方[短編集]

白布と川西の場合… ページ41

この前書いたやつとは違う白布です
ーーーーーーーーー

川「あー……早く彼女と遊びたい……」

俺は彼女と全然遊べてない。俺が寮だし部活が忙しいし、彼女は家だし、部活はやってないし。
会えるといえば学校ぐらいだった。


白「……俺もAと最近遊んでねぇーなぁ…」

隣で頬杖をつきながら、隣の白布がボソッと呟いた。
今俺たちは部活が終わり、談話室で話していた。


川「お前もか…ってか、遊ぶ時ってどこ行ってる？」

白「…………散歩…？」

川「散歩！？じいさんばあさんみたいなことしてんだな」

白「でも部活忙しいし遠く行けねぇし…だからしょうがねーだろ」



俺は白布がどんなデートをしてるか興味があったが、まさか散歩とは…。



俺はちょっと気になることを突っ込んでみた。



川「あのよー…お前さぁ、Aちゃんとシた？」

白「！？！？！？……し……してねぇよ…」

川「え！！…マジか…そうか…」




白布は結構そうゆうの早そうだと思っていたのに。


白「…お前はどうなんだよ…」


目を逸らして俺に白布が聞いてきた。


川「あー、俺シたよ」

白「ええ！！！！なんでっ！？ってか、お前いつそんな時間がっ！？！？ってか、場所は！？！？」



俺の発言を聞いて、俺に掴み掛かかりそうな勢いで白布が取り乱していた。
俺は１つ１つ答えた。



川「えーっと…部活終わった後に彼女の家行った時に……あ、その時はご両親がちょうどいない時で」

白「……くっそ！お前も俺と同じでまだかと思ったのに！」



俺は頭をポリポリかいた。


白布は腕を組みムスッとした顔で聞いてきた。



白「…で…………どうだったんだよ」

川「めっっっちゃ気持ちよかった！！」



俺は本当のことを言った。
白布はうな垂れて、聞かなきゃよかった…と小さく言っていた。

俺から聞いておいて白布を突き落としてしまった。
申し訳なくなったので、ある提案をしてみた。



川「お前もこの先チャンスあるかもしれねーし、ゴム買っとかねぇ！？」

白「は！？ゴム！？そ、そんな予定ねぇし！！」



白布が少し赤い顔をして慌てだした。



川「だからぁー、買っといたほうがいざってときに安心するじゃん？Aちゃんの為にも！」



まぁまぁ行こうぜ、と嫌がる白布を連れ出した。

白布と川西2→←青根の場合…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す