☆ ページ3
向井「もし､俺がゾンビになってたらどないなってたん？」
？「俺が倒す…それが俺たちの任務だからな」
？「感染していない一般人を保護してゾンビを倒すのが俺らの任務だからね｡感染してなかってよかったよ｡そういえば名前聞いてなかったね」
向井「向井康二｡関西から来たんや」
？「俺は深澤辰哉｡ZSO組織・SnowManの隊員だよ」
？「俺は岩本照｡SnowManの隊長だ」
？「僕は阿部亮平｡SnowManの医療隊員だよ」
三人が自己紹介を終えると診察室にある無線から声がした。
？「阿部､保護した一般人はどうだった？」
阿部「かすり傷以外は問題ないですし､感染もしていなかったです」
？「そうか…かすり傷の手当てしてから司令室に連れて来い」
阿部「了解しました」
深澤「舘様から？」
阿部「そう､傷の手当てしてから司令室に連れてこいだって」
向井「舘様って？」
岩本「SnowManの司令官をしている上級貴族の宮舘涼太様だ」
向井「上級貴族!?」
深澤「怖がらなくても大丈夫だよ」
阿部「傷の手当てもできたから行こうか…僕も報告書渡さないといけないし」
向井「はい」
康二が辰哉たちについていくと入り口が頑丈なドアになっている部屋の前に着く。
辰哉が入り口の機械にカードキーを入れるとドアが鈍い音をたてて開いた。
深澤「中に入ってね」
康二は辰哉に促されて中に入って行くと中では五人青年が黙々と仕事をしている。
向井「あの…」
康二が戸惑っていると高級感あるマントに胸元に白いリボンをつけて赤い軍服を着ている青年が康二の所にやって来た。
？「SnowManへようこそ｡私はSnowManの司令官で伯爵である宮舘涼太だ｡皆からは舘様と呼ばれている」
康二が青年の気迫に押され黙ってしまうと金髪にピンクの隊員服を着ている青年が康二に近づき無表情で銃を向ける。
？「涼太様が話かけている｡何か言え…」
宮舘「大介､銃を下ろせ」
佐久間「しかし…」
涼太「命令だ」
佐久間「はい…」
涼太に命令され大介と呼ばれた青年は銃を下ろした。
宮舘「従者の大介が失礼な事をした｡名前は何という？」
向井「向井康二」
宮舘「康二か…どこから来た？」
向井「関西からやけど…」
康二が涼太の質問に答えると青い隊員服を来た塩顔の青年が大声をあげる。
？「関西から来てかすり傷だけですんだなんて運がいいよ｡僕は渡辺翔太｡舘様とは幼馴染みなんだ｡さっき銃をつきつけたのは舘様の従者の佐久間大介｡無口だけど射撃の腕はすごいよ」
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作者名：fuotomi | 作者ホームページ：https://twitter.com/fuotomi2
作成日時：2020年8月16日 0時
