あとがき ページ12
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本当に報われないですね。可哀想なおそ松君。
……なんて、この話思いついた本人が何言ってんだって言われそうですけど笑
「蝉鳴き」を読んだ一人の読者様から、最後兄さんが凄く病んでますね、と言われました。
まあ、その通りなんですけど、一つ読者様に問いかけたくなりまして。
この話の中のおそ松は、ヤンデレだと思いますか？ メンヘラだと思いますか？
正直、私としてはどちらと取ってもらっても構いません。ヤンデレもメンヘラも病んでいる、もしくは病んでしまった、という面では同じですから。それでなくても。
度々、メンヘラは相手に対して愛がなくて、愛があるのがヤンデレ、とか。自己中心的なのがメンヘラで、相手中心なのがヤンデレ、とか聞きます。
私からしてみればどちらも同じです。相手を愛すのも、自分を愛してと願うのも、どちらにしろ相手に好意がなければ起こりません。
愛してほしいと願ったおそ松を、優しさを向けてほしいと切に願い、最期に自分の好きな人を自分に繋ぎ止めたおそ松を貴方は糾弾しますか？ 自己中心的だと揶揄しますか？
……それでも、私だってこだわるところはありますし、そうしたい気持ちもわかります。なのでリクエストされた際、私はそれぞれ学んで描くつもりです。
分けてリクエストしてくれても大丈夫ですよ。
最初の“仏教要素”の注意書きは、他宗教の方のためのものです。
ちなみに私自身は無宗教徒で、私の実家は仏教徒だったりします(あっ、そんな情報いらない？ ですよねー)。
「蝉鳴き」で死んで五十七日を迎えた松野おそ松の、閻魔王による裁判の話です。
……おそ松は最期まで優しかったんですよ。
だって、カラ松に殺させればいいものをそうしなかったんですから。そうすれば本当にカラ松は救われずに罪の意識に苛まれることになったのに。
可哀想なおそ松。ああ、可哀想な松野おそ松。最後に非情になりきれなかった優しい優しいおそ松。愛しい人のために地獄に行った松野おそ松。
楽しんでますね、ってそりゃそうですよ。おそ松をどん底に突き落とすのが私の嗜好ですから。
最後に閻魔王が、「……報われないな」って言いましたね。
……そういえば、なぜ残された遺族がお祈りや追善供養をするのかというと、死んだ故人の罪を軽くしてもらうためだそうです。
さあ、思う存分考えてください。
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続く
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チョロ松girl⊂⌒⊃ - ………そもそも、この2人を異性にしたのが、神様の大きな過ちだな…哀れだな…… (2019年7月15日 23時) (
レス) id: d9fccfe3cd (このIDを非表示/違反報告)
野口 - いや、松野カラ松という人間を愛したこと事態がいけなかったのかなぁ。 (2017年2月26日 7時) (レス) id: cbb997d260 (このIDを非表示/違反報告)
野口 - 今回の話を読んでAsterさんの作品は凄く綺麗で凄く泣きたくなると改めて思いました。人を愛する事が罪だと言うのならば、もう少し楽だったのかなぁそう思いました。 (2017年2月26日 6時) (レス) id: cbb997d260 (このIDを非表示/違反報告)
Aster - 野口さん» 了解です。 (2017年2月22日 20時) (レス) id: 7de9db5b63 (このIDを非表示/違反報告)
野口 - ヤンデレです、キン狐でお願いします！ (2017年1月15日 8時) (レス) id: 9a188fa29d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aster | 作成日時：2016年12月11日 17時
