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違う世界 ページ44

「わあぁ!綺麗!見てよ!梅!桜がピンクいよ!」

梅「ふは笑 そうだね笑」


初めて桜を見る子供みたいにはしゃぐ私を見て梅はケラケラ笑ってる。


周りの臨時休業中のお店も、カラフルな住宅街も、全て久しぶりで、




「楽しかった〜」

梅「良かったね」

「うん!」





私こんなに素敵な街に住んでたんだ〜って改めて思えた。




「すずさん!聞いてくださいよ!色、戻ったんです!
え?何をしたら戻ったかって?
んー、愛…ですかね、、、、あ、切られた。」

酷くない?間違ったことは言ってないんだけど!!


ちゃんとその後かけ直してきて色々お話しました






鈴「でも良かったなぁ。……あのメイクさん、うちの事務所の人は誰も世話なってへんし…せやから、、」

「……はい、分かってます、そもそも、私がそんな大切なものを無防備に置いておいたのが悪いんです。だから、大丈夫です」

鈴「またなんかされたらすぐに連絡すること」

「はい」




どこまでも心配をかけてしまって申し訳ない。


鈴「梅ちゃんに変わってくれへんか?」

「あ、はい

梅、」

梅「もしもし、お電話変わりました」




うめは隣で鈴さんと何か話してる。






梅「はい、」

スマホを返された時には電話は切れてた。









生活は普通にできたし、文字も読めたけど、、。やっぱりこの世界が好きだって思った。


色があるって幸せだなって。

首元に光るネックレスを大切に握りしめた。

もう二度と、あんな事が起こらないように。

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作者名:ふわり | 作成日時:2021年8月21日 7時

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