愛おしい ページ6
16:00の飛行機に間に合うように空港に向かう。
空港には既にスタッフさんがいた。
「おはようございます。よろしくお願いします」
カメラマンさんとか、メイクさんとか、念の為通訳さんとかいる。今から向かう場所はアフリカの方にあるモロッコという国。あそこアラビア語だし、私ききとれないし。
飛行時間はだいたい16時間。
16:00にここを出ても向こうに着くのは明日の朝9時。途中乗り継ぎがあるとはいえ相当な長旅だ。
音楽聴いて過ごそう…
いよいよ出発の時。
飛行機の中から外を撮った写真を梅に送って行ってきます!ってメッセージも入れた。
既読がすぐつかなかったから仕事中なんだろう。
ひとりじゃ不安だったけどマネージャーもいるし、スタッフの皆さんもいるから安心。
無事飛行機も乗り継いで現地に着くことが出来た。
「んーーーーー」
長時間座ってたから外に出た瞬間思いっきり伸びる。
でもゆっくりしてる時間はない。
何せ3日間しかないのだ。
急いで撮影に取り掛かる。
荷物はスタッフさんに預けて先にホテルに届けてもらって私たちはモロッコの素敵な街中へ撮影に向かった。
撮影が終わりマネージャーさんと通訳の方と街中を歩く。
「素敵な風景ですね」
マネ「そうだな」
通訳「こういうところに住みたいですよね」
何気ない話をしながら歩く。
写真を撮ってあとで梅に送ろ〜っと!
日が暮れるまでプラプラしたあとはホテルに戻り夜ご飯を食べた。
「もしもーし!寂しかった?」
梅〈もしもし。おつかれ、寂しかった。Aは?〉
「寂しかった。あ、写真送るね!街中の風景めっちゃ可愛いの!」
梅〈ふーん。何しに行ってるの?〉
「ロケ!なんのかは秘密!」
梅〈…頑張ってね〉
「うん!ありがと!」
梅〈早く帰ってきてー〉
「まだ一日目だよ?」
梅〈んー、、寂しすぎる。あ、ねぇ、Telephone セッ「梅〜?余計なこと言ったら怒るよー?」
梅〈……触れたい〉
「デレ期か?」
そう言いながらも私も触れたくて仕方がない。
会いたい。同棲してからもっともっと好きになり、離れるのが惜しくなった。
少し離れるとすぐ会いたくなる。触れたくなる。声が聞きたくなる。
今、電話の向こう側で聴こえる少しの呼吸音ですら心地よくてすごく愛おしい。
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ゆり(プロフ) - ゆいさん» それ私も思います笑笑最近増えたなぁと……笑笑 (2021年5月1日 20時) (レス) id: 83d3be4649 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 思ったけど、梅ちゃんの小説増えてきた?私は嬉しいですけどね!増えましたよね?????笑 (2021年5月1日 13時) (レス) id: 242d71ebf1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - ゆいさん» イケメンですよね……でも実際お化け屋敷とか一緒に行ったらわざと怖がらせてきそう…… (2021年4月30日 23時) (レス) id: 83d3be4649 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 胡桃さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!梅ちゃんの沼…深いんですよ、、これからも頑張ります!よろしくお願い致します。! (2021年4月30日 19時) (レス) id: 83d3be4649 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ちょっと失礼なこと言いますね。私、このお話読むまで、うME原さん←のことめちゃくちゃノーマークだったんですけど!この!お話!ドストライクです(^^)めっちゃ好きです!楽しみにしてます♪ (2021年4月30日 17時) (レス) id: fbfa6940ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわり | 作成日時:2021年4月9日 15時