もういいかな。 ページ12
a「……日向さん、いい噂しか聞かないんです。優しいとか、面白いとか、誰とでも仲良くなってるとか、あまり怒らないとか。後輩や、先輩にも好かれる性格をしてるって聞きます。でもそういう人って裏があると思いません?」
「は?」
今まで無視してたのに自分でも驚くほど低い声がでた。
a「高校の時も日向さんってそうだったんですか?裏があるって考えると怖くないですか?」
あいつ、裏表ヤバいけど、人の悪口とか人が傷つくようなことは言ったことがない。
聞いたことがない。
………心の中でどう思ってるかとかは別として。
a「男関係もやばかったりして……」
「くだらな。」
相手にしてる方が時間の無駄だと思って聞くのをやめて帰路に着こうとする。
a「何がそんなにいいんですか!私じゃダメなんですか!」
「うん。だめ。」
間髪入れずに答える。
他に何も言わずに、君じゃダメだってことだけを簡潔に伝える。
a「っ!」
そのままaさんに背中を向けて家に帰った。
Aが向こうを出る前日。事務所に呼び出された。
いよいよ下ネタの言い過ぎで怒られるかと思ったけど全然違った。
aさんに抱きつかれたところを撮られてたのだ。
……aさんとカメラマン、グルだな。
ってすぐにわかった。
マネ「二人の関係は」
「なんにもないに決まってる。俺日向しか興味ないし」
マネ「……惚気?素直でいいですけど、まためんどくさいですよコレ。」
分かってる。相手が業界人である以上、否定がしずらい。
大人の事情ってやつだ。
マネ「……上が、公表を視野に入れ始めました。」
「は?」
マネ「日向さんとの関係を世間に言おうって。それが一番手っ取り早いんじゃないかってインテンションと話をしてるみたいです。」
「……そうですか。」
正直、それは1番避けたかった。
日向にまた何かあるとって考えたら怖くて仕方がない。
結局その日は文春の処理と仕事で忙しくてスマホを開いてる余裕なんてなかった。
次の日も忙しくて、Aが帰ってくるってのにスマホを見る時間さえなかった。
やっと解放され、家に帰ると久しぶりにAに会えてすぐに触れたかった。でも、説明が先だと、自分に言い聞かせて説明をする。真っ直ぐAを見て、本当のことだけを言った。
umehara side終了です。
中途半端なところで終わってしまいすみません!
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ゆり(プロフ) - ゆいさん» それ私も思います笑笑最近増えたなぁと……笑笑 (2021年5月1日 20時) (レス) id: 83d3be4649 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 思ったけど、梅ちゃんの小説増えてきた?私は嬉しいですけどね!増えましたよね?????笑 (2021年5月1日 13時) (レス) id: 242d71ebf1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - ゆいさん» イケメンですよね……でも実際お化け屋敷とか一緒に行ったらわざと怖がらせてきそう…… (2021年4月30日 23時) (レス) id: 83d3be4649 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 胡桃さん» コメントありがとうございます!嬉しいです!梅ちゃんの沼…深いんですよ、、これからも頑張ります!よろしくお願い致します。! (2021年4月30日 19時) (レス) id: 83d3be4649 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - ちょっと失礼なこと言いますね。私、このお話読むまで、うME原さん←のことめちゃくちゃノーマークだったんですけど!この!お話!ドストライクです(^^)めっちゃ好きです!楽しみにしてます♪ (2021年4月30日 17時) (レス) id: fbfa6940ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわり | 作成日時:2021年4月9日 15時