とある同級生の話

その笑み、優勝です。 ページ46

梅｢へぇ、面白そう。いいよ。楽しみにしてる。｣



そういう梅はニヤってしてて、でもいつものニヤニヤの顔じゃなくて片方だけ口角上げてて、なんか、とにかく、ものすごく、

｢かっこいい……それ、ずるい、｣

梅｢え、｣

｢あ、おやすみ！またあした！おつかれ！｣


そう言って私は走ってマンションの中に走った。

入口のドアが閉まる瞬間に思い出した。

｢あ！梅！誕生日おめでとう！｣

ドラマかよってタイミングで(直訳:いい感じのタイミングで)ドアが閉まったため、梅の表情は見えなかったけど絶対魂が抜けたような顔してたんだろうな。って脳裏に浮かんで1人でクスッと笑ってしまった。









惚れさせる

なんにも考えずに出た言葉。
梅から返事が聞けるいつか(・・・)のために私は明日から梅に猛烈なアタックをしようと思う。









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｢へぇ、面白そう。いいよ。楽しみにしてる。｣

って言ったあと、

かっこいい、それ、ずるい
って顔を真っ赤にしたA。

Aのそんな顔見るの初めてで、というかAの口からそんな言葉を聞いたのなんて初めてで、それも俺に向けられた言葉で、ずるいなんてこっちのセリフだ。

俺がこんなにパニックになってるのにAは言い逃げした。



マンションのドアが閉まる直前、

貴方｢梅！誕生日おめでとう！｣

って満面の笑みで言ってきた。

その笑顔は高校の時からの付き合いなのに数回しか見た事がない本当に笑ってるAで、俺が惚れた原因の一つ。


｢あーーー。ズルすぎる。｣



Aを送った帰り道、俺は上がる口角を何とか抑えながら家に帰った。


こんな幸せな誕生日でいいの。







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日向A
@hinatabokko
しっかり奢らされました(^^)
改めて誕生日おめでとう。三十路頑張れ
(肉と梅の写真)

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