普段通りが1番 ページ23
人が少ない時間帯とはいえ、
道に蹲ってるのはさすがに目立つからって力が入らない足で何とか立って
別の場所に移動することにした。
梅「ここから近いのは……俺ん家なんだけど、やめた方がいいよな。」
梅は気を使って言ってくれたけどとりあえずどこでもいいから座りたかった。
「う、めんちで、いい、」
梅「わかった、とりあえず俺ん家まで頑張って」
「ん。」
苦しくなりながらも、梅の体に自分の体を少し預けながら何とか梅の家までたどり着いた。
梅「ソファーで休んで」
「ありがと……」
せっかく星見れると思ったのに
せっかく梅の誕生日プレゼント第1弾なのに
梅「はい、カフェオレ、好きだろ?」
「うん、ありがとう」
梅「なんか見る?あーでも履歴は見ないでね。あれ見てるから」
「うん。」
梅「……」
梅は笑わせてくれようとトンチンカンなことを言うけどそんな元気残ってなくて
「ごめん、せっかく久しぶりに…」
梅「ううん。」
「……」
梅「俺こそごめん、何も出来なくて」
引いたと思う。正直、
私も自分で引くもん。
「ううん。」
梅「……」
「…お腹空いた」
梅「なんか作ってあげる」
「いや、私が作るよ。冷蔵庫のもの使ってもいい?」
梅「うん、」
梅と話してるとなんか安心する。
梅「何作ってくれるの?」
私が準備してるとキッチンを覗きに来る。
「んー?簡単に作れるし私が好きだからオムライス」
梅「お、いいじゃん。楽しみ」
「あ、唐揚げも食べる?」
梅「鶏肉あったっけ?」
「買いに行く。」
梅「じゃあ俺も行く」
結局、2人でスーパーに出かけることになった。
なにこれ。普通に星見に行けるじゃん。
でもなんかとりあえずお腹すいたからご飯。
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作者名:ふわり | 作成日時:2021年2月16日 22時