印象 ページ3
梅「あー早く卒業したい」
「ちなみにまだ1年の夏だけど。」
梅「あの学校俺嫌いだわ」
「まぁ、好きではないよね。」
梅「なんであの学校にしたの?」
「特待取れたから?県立受験すんのダルいな〜って思って。」
梅「ふぅん。」
「梅原は?」
梅「ん〜俺が目指してたのが男子校だったから?」
「は?」
思わず真顔で答える
梅「これあんまり周りに言ってないから言うなよ?共学来れば童〇捨てられっかな〜って。思ったんだよね〜」
「……それはあまり周りに言わない方がいいかもね。てか自分で聞いといてなんだけどなんで私に言ったの。私女だよ。バラされるとか思わなかったの?」
梅「気味が悪いくらいニコニコしてるから」
「え?」
梅「心の中では毒舌、どころじゃないな。暴言吐いてるだろ。」
「……」
図星だ。なんでわかった
梅「俺、趣味人間観察なんだよね。誰にも言ってないけど。クラスで人気者のお前にずっと興味があった。だから隣の席になった時、ちょっと観察してみた」
「なんか、変態?」
梅「変態だけど?表情はニコニコだけど目の奥が笑ってない。嘘つく時耳に髪をかける。ちなみに右側」
って、評論家のように言ってくる。
なんかムカつく。でももうバレたならいいや。
「で?バラすの?クラスに」
梅「やだな〜俺そこまでクズじゃないよ。女の子陥れるとか絶対しないよ」
わざとらしく笑いながら言ってくる。
梅原も私と一緒だって思った。
梅「ばらさないからさこの後ちょっと着いてきて欲しいとこあるんだけど」
「別にバラされてもいいので行きません。さようなら」
塾って嘘ついたこともバレてたみたい。
梅「えーいいじゃん」
しつこいな。
「梅原こそバラされたくないんじゃない?童〇卒業したくてこの高校来たとか」
梅「うわあ嫌なとこついてくるね」
なんか引かれた気がするけどお前のその理由もかなり引くからな?って心の中で毒を吐いて足早に帰宅した。
「おはよう〜」
朝、教室入るといつも通りみんなが周りにやってきた。
梅原、言わなかったんだ。
席に着く。
『昨日のドラマ見た〜?』
「見たよ、壁ドンからのもう離さない は
キュン死するかと思った」
『わかる!!ホントかっこよかった〜私もやられたい…』
梅原のことが好きな友達。
隣の席で梅原が男子と話してるのを分かってて大きな声で言ってる。
頼めばやってくれるんじゃない?なんなら寝てくれそう
「それな〜?」
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作者名:ふわり | 作成日時:2021年2月16日 22時