第1弾 ページ19
｢これ。｣
梅｢ん？｣
｢誕生日プレゼント第1弾｣
梅｢俺まだ誕生日まだ先だけど｣
｢だから第1弾だってば。プラネタリウムのチケット。夢の国はやだけどここなら2人で行ける。｣
梅｢…｣
｢あ、ごめん、2人でってもしかして冗談だった？ごめ、｣
梅｢いや、冗談じゃない｣
夢の国とか遠いところはちょっと無理だけどプラネタリウムくらいの近場だったら平気だなって思って渡してみた。私も星とか見るの好きだし梅も好きだから。
梅も興味持ってくれるかなって。
渡した時驚いた顔して固まったから冗談なのかと思ったじゃん。そしたら私ただの恥ずかしいやつじゃん。
でも梅はちゃんと受け取ってくれてまた高校の時みたいにお出かけするんだって少しワクワクしてた。
｢いつ行ける？｣
日付指定がないチケット。2人のオフが会う時に行けばいいやって。
梅｢今週の日曜…明後日か、オフだけど｣
｢あ、ほんと？私午後から何も無いからじゃあその日行こ。｣
梅｢やった。ゆっくり寝てられる｣
｢集合時間までにはちゃんと来てよ｣
梅｢俺が遅れた事ある？｣
｢…1回あるじゃん｣
梅｢うそ、覚えてない｣
この人、集合時間過ぎても来ないと思って電話してみたら寝起きの声で嫌な予感したんだけど案の定ごめん今起きたって。私わざわざお家までお迎えに行って準備手伝ってあげたのにそれを忘れたというのか。
準備してる時にお母さんが帰ってきて 彼女？！って勘違いされてそれを訂正するのに私がどれだけ頑張ったか。
信じられない
｢あそう。じゃあ時間とかはまた後で決めよ。LINEする｣
まぁいい。私もそんなことをいちいち根に持つタイプじゃないし。←
梅｢うん。了解｣
今回は午後からだからまあ安心でしょ。
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作者名：ふわり | 作成日時：2021年2月16日 22時
