1ヶ月契約

嫌い ページ42

真｢私梅原くんやだ｣

｢……急にどうしたんですか。割と共演してますよね？｣

真｢してる。でも私のAを取った｣

｢おっと。理不尽｣

真礼さんが急に何を言い出すかと思ったらのかと思ったら私のせいで梅原くんのこと嫌いになっちゃったらしい。

なんかごめんね梅原くん。







梅｢おつかれ。飯いこ｣

｢お疲れ様。今日真礼さんとご飯行く約束しちゃった｣

梅｢え、やなんだけど｣

｢ん？真礼さんだよ？内田真礼さん｣

梅｢知ってる。俺内田姉さんのこと好きじゃない｣

｢おっとー、なんで？｣

梅｢……俺のA、とるから｣

こっちもか。

なんでここで火花散ってんの。









真｢……いくらAでもさすがに許せない｣

｢これにはワケが｣

梅｢ふん。｣

ふんって可愛いかよ！いや待て今はそれどころじゃない。




あの後、梅原くんはまじで離してくれなくてこのままでは遅れてしまうと思って泣く中連れてくることになった。

なんか、自分で連れてきておいてなんだけど、私すごく帰りたい。

真｢なぜ邪魔をする｣

梅｢そっちこそです。｣

｢何食べよっかな〜｣

真｢A…私いつもの｣

｢りょうかーい｣

梅｢俺もいつもの｣

｢ん？了解｣

いつものって言って通じるの私だけだからなふたりとも。他でやっても通じないからな。ちゃんと料理名くらい言えや。

って心の中のどこかで思ったけど。

3人分の料理を頼んで運ばれてくるのを待つ。

真｢A、昨日は楽しかったね｣

｢きのう？ああー、楽しかったです！｣

梅｢……A、昨日の夜は楽しかったね｣

｢なんで人の前でそういうこと平気で言えるのか分からないです。｣

真｢うわー、梅原君最低｣

梅｢夜に関しては僕しかできなので｣

真｢大人気ない！｣

なにしてんのこの2人。
マウントの取り合い？

梅｢なんなら一緒に住もうと思ってます｣

｢え、なにそれ初耳｣

真｢大事なことちゃんと言わない人Aは苦手なんだよ｣

梅｢A、一緒に住もう｣

何その｢その場のノリ｣感の強い誘い方は！

｢契約満了したら。｣

まだ住めるのに住まないの勿体なくない？

真｢フラれてやんの〜｣

梅｢フラれてないです。｣

何この空気！帰りたい(本日2度目)








ご飯が来てからは少し落ち着いて何とか楽しく食べられたんだけど今度からはもう、何がなんでも梅原くんは置いていこうと心に強く誓った。

2年ですね。→←バレンタインだよ

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