烏野vs町内会チーム ページ14
やってしまった
6時間目の体育の時間
第２体育館でバスケをやったとき、冬のジャージをステージに置いてきてしまった
元々、第1体育館でやる筈だったのに
鳥が入ってきたか何かで急遽、場所が変わって
よりによって第２かよ...
そっと中を覗くと、既に部活が始まっていて
更に町内会チームの人達までいた
烏野OBの人が多いのは知ってたけど
こういうこともするのか
この前、烏養さん
烏野のコーチになったって言ってたしあり得るな
なんて、そんなこと考えている場合じゃない
一刻も早く、ジャージを取って帰らねば
そんな時丁度、後ろから
美人な人が話しかけてきた
「どうかしたの？」
黒い烏野と書いてあるジャージを着ていることからマネージャーだと悟った
『ステージにジャージを忘れてきてしまって...』
「そういうことなら、私が取ってくるから」
そう言って素早く体育館に入っていく
見た目も美人な上に性格も美人だなんて
はい、と渡された俺のジャージを
リュックに押込み、お礼を言う
急いで回れ右をしようとした瞬間
中にいた滝ノ上さんと目が合った
ような気がしたけど気のせいだよな、うん
きっとそう
「あれ、Aじゃねぇか」
そんな声に体が止まる
嘘だろぉ
「ちょうどいいところに！おい、A！」
『ヒトチガイジャナイデスカ』
「何いってんの？こっちのチーム人数足りないから入ってくれ」
「どうせ、シューズとすね当て持ってんだろ」
烏養さんの言葉に
なんでバレてんだ、なんて心の声をもらす
「ほらっ、こっちに来いよ」
『えっ、ちょっ』
無理やり、体育館に引きずりこまれ
集まる視線に、あの時と同じ感覚を思い出す
あ、やばい
震えてきた
どうしよう、顔あげられない
そんなとき
「直希！！」
突然俺の前に、正確にいえば下に来た
日向が目に映る
「バレーやんの！？なぁ、なぁ！！」
何故か嬉しそうな日向の表情を見て
ホッとした
「おう、今からな」
『...ちょっと、烏養さん俺に拒否権はないんですか？』
「あるわけねぇだろ」
話せるくらいの空気感に
少なからず安心する俺
「ほら、こっちこい
ストレッチするぞ」
今度は滝ノ上さんに引きずられ
もう逃げられない状況になってしまった
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翔飛(プロフ) - 続きってありますでしょうか？いつもいいお話ありがとうございます！これからも頑張ってください！！ (2022年5月11日 15時) (
レス) @page15 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
桜空(プロフ) - なんか、直樹くん芸能人の誰かに似てる (2020年6月2日 17時) (レス) id: 5d75f9a852 (このIDを非表示/違反報告)
ゾダ - ゆっくりでいいので、更新頑張って下さい！ (2020年1月16日 17時) (レス) id: 5fa8299721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi | 作成日時：2019年3月26日 22時
