夢 ページ2
"やっぱ、無理だったんだよ"
"天才にはっ、俺の気持ちなんかわかんねぇだろ!!"
"ひひっ、ドンマイ天才くん"
『っはぁ!!』
嫌な夢を見た
脳裏に浮かぶ、元仲間の表情と声に
手が震える
汗でベタベタになった身体に気持ち悪さを感じ
シャワーを浴びようと、浴室へ向った
はぁ、今日は入学式だっていうのに
何ともまぁ、縁起が悪い
「あら、起きてたの?」
『うん、シャワー浴びたくて』
タオルで頭を拭きながらリビングへ出ると
トーストのいい匂いと共に
母さんが顔を出した
「今日は入学式だものねっ
気合入れてお弁当作っちゃった」
机に広げられた黒い弁当箱には
色とりどりのおかず
ちょっと多いよ、なんて
笑いながら席につく
目の前に出された、バランスの取れた朝食を口に運びながら
ニュースに目を通した
そして、部屋に戻り真新しい学ランに袖を通し
中学のときのブレザー姿を思い出して
改めて学ラン似合わないなと苦笑い
あれ、そういえばなんの夢だったっけ
色々、準備をしている間に
夢の内容を忘れてしまっていて
嫌な夢だったことは覚えてるんだけど
まぁ、いいか
時刻は8:00
入学式まであと、1時間のところで
春の暖かな風に背中を押されながら
これから通う
宮城県立烏野高等学校に向った
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翔飛(プロフ) - 続きってありますでしょうか?いつもいいお話ありがとうございます!これからも頑張ってください!! (2022年5月11日 15時) (レス) @page15 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
桜空(プロフ) - なんか、直樹くん芸能人の誰かに似てる (2020年6月2日 17時) (レス) id: 5d75f9a852 (このIDを非表示/違反報告)
ゾダ - ゆっくりでいいので、更新頑張って下さい! (2020年1月16日 17時) (レス) id: 5fa8299721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:fumi | 作成日時:2019年3月26日 22時