歌い手の僕と男性声優【男主】

6話 ページ8

その後、
宮野さん、木村さん、内山さんの劇団ひまわり組が帰ってきて
壮馬さんはラジオの収録に向かった


コーヒーを淹れている時に
Aくーん、
と僕の名前を口に出して後ろから抱きついてくる宮野さん


これももう、いつもの事
そしてそれに誰かしら突っ込んでくるのもいつもの事で。


そろそろ、離してほしいな
イケボが頭の上から降ってきすぎて
やばいんですよ！！


そんな僕の思いが通じたのか


宮「暇ですねー、ゲームしません？」


そう言う宮野さん


『ゲームですか？』


宮「愛してるよゲームっ！勿論、負けた人には罰ゲーム付きで！」


木「おぉー、いいじゃん」


内「罰ゲームって何するんですか？」


宮「まぁまぁ、それは後のお楽しみってことで
じゃあ、俺→内山くん→良平さん→Aくんの順で！」


話が進みすぎて言えないんだけど
これ1番僕が不利じゃない？



宮「スターット！！内山くん...愛してる」


内「木村さん..宇宙一愛してます」


宮野さんの愛してるをスルーする内山さん
そして、ついに


木「A、愛してる」


くっふ、
耐えろ耐えろ耐えろ
下唇を噛んで、ニヤけるのをなんとか耐えることができた


木「ちぇっ」


『宮野さん..その、愛してます』


宮「っうわー、ごめん。思ってたより凄い迫力っ」


手で顔を隠して視線をそらす、宮野さん
え、もしかして勝った！？


木「何やってんだよ、マモー」


内「次、行きましょ」



数分後
勝った喜びに浸っていた僕なんですが
....最終的に負けてしまいました


内山さん、宮野さんからの愛してるを言われて照れてしまった訳ですが...
だって、ズルくない！？
顎くいしたり、耳元で言われたり
照れないわけがないじゃないですか！！


宮「はい、じゃー。今日1日コレを着てね！」


そう言って渡してきたのは


メイド服



『絶対着なきゃダメですか...？』



内「チャイナ服もあるけど、そっちが良かった？」



『ぁ、いえコレで大丈夫デス』


露出度が少ないメイド服の方がまだマシ


恥ずかしい
そんな気持ちを封じ込めて
メイド服に着替えた

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