歌い手の僕と男性声優【男主】

18話　主に歌い手さん ページ20

「琥珀ー、そこのマイク取って」


『そらるさん、目の前にもありますよ？』


「これ誰の？もーらいっ」


『ちょ、天月さん！それ僕のポテト！』


....

どうも、久しぶりの琥珀です
今日は、歌い手メンバーでカラオケに来ています


珍しくそらるさんから誘って頂いて
2人じゃ喉を潰しそうだからってことで
暇そうな天月さんとluzを呼んだ次第でございます


そ「誰から歌う？」


luz「琥珀からがいいと思います」


『え？僕？』


天「それでは歌っていただきましょう。琥珀で、可愛くなりたい」


いつデンモクで、曲を入れたのだろうか


天月さんがそう言った瞬間、流れる曲に
もう歌うしかなくて


『わかりましたよっ！
誰だって可愛く変わりたいんだ〜』




ふぅ、
歌い終わった...
さり気なく、ぶりっ子っぽくとか
ビブラート効かせろとかリクエスト？みたいな不茶ぶりを入れられて...
いや、全部こなしましたけどねっ



結局、歌い手仲間でカラオケに来たとしてもボカロとか
洋楽とかJポップとか割とジャンルは幅広くてそれぞれの好きなように歌う


でも良い意味で気を使わなくていいから
凄く楽しめるわけで


楽しいな


いつの間にかこんな声が漏れていた



天「そうだね、楽しいね」


そ「何、可愛すぎるんだけど」


luz「お持ち帰りはありですかね」


『何言ってんの』


変なこと言ってるluzは置いておいて


写真を撮ろうと皆が1箇所に集まる


割と皆キメ顔で撮るから、
それに合わせて若干視線は下に。


やっぱり皆顔面偏差値高すぎて
辛いっ


そういえばそらるさんと2人で撮ること少ないな


そう思って、そらるさんの隣に座った


『そらるさん、2人で撮りません？』


そ「え？あぁ、いいよ」


スマホを右手に持ち斜め上にセットする
そして、はい、チーズというお決まりの掛け声と共に


ボタンのマークを押したとき頬に柔らかいものが触れた


『へ..？』


そ「ぉー、よく撮れてる。いいじゃん」


固まる僕のスマホを手に取り、
それを自分の携帯に送信しているそらるさん


天「ぇ、ずるい！そらるさん！」


luz「琥珀から俺にほっぺちゅーお願いします」


そんなluzの言葉で頬にキスをされたんだと分かった


まさか、そらるさんにされるなんて思ってなかった分


動揺が半端なくて


もしかして、まふさんよりやばいかも...？


とりあえず、注意人物リストに追加しておいた←

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