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「もう重いからやめてってば」
『頭痛いねんもん、肩貸してや〜〜』
「薬！薬飲みなさいって」
『持ってへんし、一番ええ薬ここにある〜』
「ちょっと、ほんとやめ、」
そんな私達のやり取りをじっと見ていたのは
和くんで。
和『なぁなぁ〜恭平とAって前より仲良くなってへん？気のせい？』
こうやってサラッと思ったことを
口にしちゃうところも和くんらしいっちゃらしい。
恭『Aが俺のことちょっと好きになったんちゃう？笑』
「なってないから」
『あ、ほら照れてる照れてる笑』
「もういい加減に、、！！」
和『へぇーっ、そうなんや』
「和くんも納得しないで？」
『ははっ笑 でもホンマに仲良さそうやし』
実際に、あの出来事から
恭平との距離がぐっと近づいたのは自覚していた。
え？このタイミングで？って感じだけど。
多分、このタイミングだったからなのかも。
意外と恭平は私の事をちゃんと分っていて、
びっくりするのは私が気付いてないことも
気付いてたりするところ＿＿
あの後、
ふらついた私を受け止めた恭平は
『言いたくなかってんけど、大吾くんも泣いててん』
と、ぼそっと呟いた。
「えっ･･･」
『泣いてた理由、大吾くんやろ？』
「･･･それだけじゃ、ない、けどね」
恭平はそれ以上は聞いてこなかった。
ふらついたときに支えられたままの手を
ただぎゅっと握り締めて。
私が大ちゃんを追いかけていかないように
捕まえてるみたいに。
「そんな顔しなくても、追いかけないよ」
『えっ･･･？』
「行くなって顔してる」
『バレバレやん。なんで？ええの？』
「追いかけたって今言える言葉ないから。
それに･･･私を今立ち上がらせてくれた恭平をおいてまで追いかけたりしないよ」
優しくしたい、と思う感情があるとするなら
それは間違いなく今恭平に対して
湧き上がる感情で。
「ありがとね。」
と笑ってみせれば、
倍返しのようにニッと笑う恭平。
そんな穏やかな雰囲気をいいことに
握っていた手の指をさらっと絡めてこようとするから
思わず振り払おうとすると
男の子の力には到底叶わなかった。
「ちょ、やめれ」
『ええやん。嬉しいんやもん』
「よくない〜〜！！」
『うるさいでーす、聞こえないでーす』
そう、こうやって、
いつの間にかするっと、
かすかに空いていた隙間に恭平は入ってきた。
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fumi(プロフ) - Daigo0211さん» わ〜！わざわざこちらにコメントありがとうございますっ🥺💓どんな感じにしようか迷ってるのですが…書いていて楽しい作品だったので書きたいなぁという気持ちです🤤❤️ (2022年11月19日 20時) (
レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
Daigo0211(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。続編あるかも、、、は嬉しすぎます❤️ぜひお願いします🙆♀️ (2022年11月19日 16時) (レス) id: 2f0ef62747 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - みみかさん» 嬉しいです…！最後までありがとうございました＾＾その後の2人の番外編良いですね、、！需要あれば書いてみようかな…🥺🫶🏻ありがとうございますっ✨ (2022年10月9日 20時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
みみか(プロフ) - 無事に完結できてよかったです！ハラハラしたりドキドキしたりしながら楽しく読ませてもらいました！その後の2人の番外編などをまた書いていただけたら嬉しいです！ (2022年10月6日 0時) (レス) id: 07c2e13fa2 (このIDを非表示/違反報告)
m725(プロフ) - ぴぴさん» いつもありがとうございます🥹💓私も道枝くん報われてくれ…！と書きながらずっと思ってました🥺道枝くんメインのお話また書けたら、なんと思ってます☺️💓応援いただきありがとうございましたっ🫶🏻 (2022年10月5日 10時) (レス) id: bce4216c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fumi
| 作成日時：2022年8月30日 19時
